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初と部活動

この高校に来てから、私達三つ子がしたことないことが一つある。

 それは部活だ。

 淀子姉さんは運動好き、江代はイラストを描くのが好きなことから、部活に入っても私より十分やっていけそうな気がするが、あの二人は共通の理由で入ろうとしない。

 じゃあそれは何か、と聞いてみたところ、『ルールに縛られるのが嫌い』というものだった。

 つまり彼女等は、自由が一番なのだ。

 だが私は別にルールに縛られるのが嫌いとか、そういうことはなく、単にやりたいことが見つからないだけである。

 でも折角高校に入ったのだから、何かやりたい。そう思い私は、部活探しを始めた。

 

「失礼しまーす。見学させてくだせー」

 最初は軽音楽部。別に音楽が好きでは無いが、やってみたらはまるのでは、と思いドアを開ける。

 そこにいたメンバーは四人。

 そのメンバーは確かに、うちの高校の制服である赤いブレザーを着用していたが。

 一人目は茶髪ショートの一見天然そうな子。

 二人目は同じく茶髪だが一人目より薄く、どこかクールそうな子。

 三人目は黒髪ロングの子。

 四人目はどこか上品そうな金髪の子。

 この面子、見覚えがある・・・・・・!!

「すみません。世界を間違えました」

 ガチャリとドアを閉め、小走りで次の場所に向かう。

 

 次に向かったのは、サッカー部。どうせ「イ〇〇マイ〇〇ン」辺りが出てくるんだろうが、まあ部活シーンさえ出さなければいいだろうと覗いてみる。

 そこには、黒髪のキャプテンらしき女子生徒が、どこかひ弱そうなキーパーに何か言っているような姿が見えた。

「キャプテン、私やっぱり怖いッす。止められませんよ」

「大丈夫、貴女なら止められるわ。ボールは友達怖くないわ」

 どこかで聞いたことのある台詞を聞いた――否。聞かされてから、再びドアを無理矢理閉める私。次の部活へと歩を進める。

 

 次は「バスケ部」。

 ――もう怪しい臭いしかしないのだが。

 頼むから今の人が分からないパロネタだけは勘弁してくれと願いながらドアノブを捻って、そのまま開ける。

「失礼しまーす」

 バスケ部の練習場は体育館。この高校は確かバスケ部が強いとどこかで聞いたことがある。

 その言葉通り、三つのチームが見えた。

 一つ目のチームは、青髪の少女がキャプテンのチーム。モデルはどうせテ〇ヤだろう。

 二つ目のチームは・・・・・・。どうせ赤〇か緑〇辺りだろうと思っていたのだが。そのチームのキャプテンは赤い髪ではあるが、赤〇と違いかなりごつい顔をした赤いユニフォームの少女。

 待てえ! 黒〇スじゃねえのかよ! そしてこれに関しては元ネタが分かんねえよ!

 三つ目のチームのキャプテンは、ピンク色の髪を持つ、小学生ぐらいの背丈しかない少女。しかも監督がイケメン。ではあるのだが。

「全く、合法ロリは最高だぜ」

 すごい聞き覚えのある――しかも最悪な台詞を聞くと同時に無理矢理ドアを閉め、再び小走りで別の所に向かう。

 

 その後色んな部活を見て回ったが、どっかのパロネタばかりだった。

 最後に残ったのは、「らぶら〇部」。もう部活の名前か、簡単に中身が推測できた。

 もうこの高校の部活に入る気失せたし、チラって見てから帰ろと思いながら、ドアを開ける。

「失礼しまーす・・・・・・」

 

 そこにいたのは、スクールアイドルなんて絶対無理そうな老け顔やブスのたまり場だった。

 

「誰だてめえらああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 リーダーらしき者が立ち上がった。

「あ、初めまして。私らぶら〇部の部長をしている豚坂(ぶたざか)と言いま・・・・・・

「名乗らんでいい! 全国のラ〇〇〇バーに叩かれる!」

 もういいや、帰・・・・・・。

「あ、一曲聴いていきませんか?」

「結構ですー。著作権とか色んな問題があ・・・・・・

「じゃあ歌うよ。曲名は『僕〇〇〇〇〇〇』」

 やめてくれええええええええええええええええええええええええええ!!

 この後、彼女達は私の説得に応じずに思い切り歌いましたとさ。


久しぶりです。松野心夜です。

今回はパロネタまつりです。というのも、さすがに九話まで来ちゃうとネタが無くなってしまうのです。

えー、パロ元の皆様、そして全国のラ〇〇〇バーの皆様、本当にすみませんでした!!

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