表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/62

the 5th dimention

地球の重力場を測定すると

どう計算しても、3次元的な空間では

計算が合わない事が知られているが


つまり、この僕の居る場所は

多次元空間が存在している、そう僕は考えた。


何らかの理由で、僕の思考は

時空を飛び越えて


この、かすみ草の話す時空とつながったのだろう。


その世界では、彼女たちは語り合っているのだろう。


いや、今、この瞬間も語り合っているのだろう。


何らかの理由で、彼女は僕と会話ができる。



その理由を推察したとしても、3次元的な

僕の思考では理解できないに違いないから



話せる事を僕は、単純に喜ぶ事にした。



「君のこと、なんて呼んだらいいかな」



花の声は、ちょっと楽しげな声で「かすみ、でいいわ」



僕は、あまりに単純な答え、ストレートさに微笑んだ。




「ヘンかしら」と、かすみはそういう。



僕は、かすみを身近に感じた。



「バイトさんは、お家に帰らないの?」



僕はふと、壁の丸い時計を見る。


もう深夜だ。


「そうだね、帰るよ」と、僕は身支度をして店の灯りを落とした。



「待って」かすみは、少しテンションのある声でそういうので


僕はどきりとした。


振り返ると...かすみは。




「わたしを連れていってください」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ