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僕と彼女の夏物語

作者: ドレムイ
掲載日:2026/05/20

僕と彼女の夏物語




僕の彼女は僕に甘くて、体は冷たい。

僕は勝手に冷え性なんだと思っている。

それも個性だよね。


僕の彼女はいつも青と白の服を着ている。

夏の暑さの中では涼やかで僕は結構好きだ。


…僕の彼女は残りの命が少ない。

僕は彼女との思い出を作ってあげたかった。

だから彼女を少しでも楽しませてあげたくて

僕は彼女を連れて夏祭りに行ったんだ。




夏祭りの喧騒の中でも、彼女は相変わらずの

冷たさで僕を冷やす。

2人で出店、盆踊り等を一通り楽しんだら、

彼女の冷たさもいつの間にか緩んでいた。

ずっと手を繋いでいたからだろうか。


そんな中、花火の開始を告げるアナウンスが

祭りの会場に響いた。

僕も彼女と一緒に空を見上げる。

パッ、と。花を象った火の玉が開いた。

ドン、ドン、と一定の間隔で上がっていく。

思わず目を奪われて、暫くの放心ののち、

我に帰った僕は彼女の方を見た。


彼女は…、僕の知らぬ間に僕を置いていって

しまったらしい。花火の衝撃で強く手を握り

しめていたはずなのに。いや、それのせいか。

僕は彼女の寿命を、縮めてしまったのだ。


未だ余韻の残る夜空を見上げて僕は彼女を

想った。




「ああ、僕の愛しのクーリッシュよ…」




__暗転




ピッピッピッ、と規則正しい音が聞こえる。

僕は…何をしていた?彼女は?自身の呼吸の

音だけが脳内をこだましていた。




「目が覚めたんですか…!?

ずっと眠っていたんですよ…!!」




霞む視界の中、女性が顔を覗き込んでいた。


あぁ…どうやらあの意味のわからない状況は

夢だったようだ。そりゃそうだ。なんだ、

愛しのクーリッシュって。頭おかしいだろ。


しかし、彼女との恋物語を忘れることはでき

そうにない。なんせ、僕の…初彼女なんだから!



あの夢を名付けるなら…『僕と彼女の夏物語』

これが、相応しいかな?

テスト前で極限状態の学生が書きました!

とち狂った作品ですが生暖かく見守ってください

スーパーサンクス

この文章を書いてくださったドリーム様

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