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これからが本当の戦いになる

 はじめに! この作品が何かの小説やフィクションだと誤解されている方がおられました。情報の鮮度や信憑性を過去の投稿からご評価下さい。どんな有名なメディアであろうとアナリストであろと、出した情報の評価を適切にやるべきだと思います。再度、基本的な説明から整理しますが、特に気にならない方は、前段を読み飛ばして主要討論の部分に行って下さい。


○主な協力体制

 先ず、討論等で使用する通信ネットワークの協力です。ロシアを敵国対象とするため、妨害、傍受の危険性から機密情報等を送受信するSVPNと言う信頼性の高いSuper仮想分割回線を使っています。協力元はA国大使館より許可を頂き、各国の専用回線に接続されています。使用料金は負担していません。


 次に参加メンバーは、国籍とinitialのみで、彼らは何処かの国にいます。そして、経歴は公開すれば驚かれるレベルです。共通点は嘘やごまかしが嫌いなこと。


 そして、私の自己紹介ですが、私はプロの作家ではありません。幾つか日本語の勉強の一環としてWebサイトに投稿しています。でも、まだまだだと思います。私の経歴はジーナリストの前は災害危機管理、格闘家、軍事関係のエンジニア等など。専門的な分野の翻訳もしますが、今回のような言うに言えない微妙な表現は、難義です。



○Web投稿サイトに情報提供する理由

No.1 本質に近い重要情報の拡散調査

 この、日本の一般のWebサイトにウクライナ情勢を投稿する基本的な目的があります。その一つが日本国内のこの問題に関する関心度と、投稿内容が重要であると分かってからの、拡散状況の調査です。

 おそらくこの作品から得られる内容は、日本のマスコミよりも情報の鮮度やカバー範囲は上であると思います。この作品に書かれていることが、数日後にマスコミが取り上げると言う場合もあるでしょうし、また、政府や企業が対ロシア政策や、経営戦略に参考とする場合もあるでしょう。でも大半は、全く興味が示されず、情報の鮮度を失い消えていくことも想定しています。

 そして、どういうレベルが今の日本人のトレンドとしての大衆常識で、ロシアからのフェイクやマスコミの過剰反応に影響を受けるかというのも調査の守備範囲です。


No.2 ボーダーハザード(和訳省略)

 他の目的をアウトラインだけお知らせします。

 今後、各国の対ロ政策はきな臭くなります。しかし、日本以外の国はそれほど大きく転換するイメージでは捉えていないでしよう。ついにロシアが牙をむいたという、想定している状況です。

 日本は、歴史的にロシアに国際法違反を幾つか受けていますが、殆ど泣き寝入りしています。北方領土返還への過剰な期待から、旧満州国へのロシア侵攻を非難の対象とせず、そこでロシア軍が行った民間人への虐殺や性暴力、シベリア抑留、あるいは北方領土占領時の略奪行為などは日本ではタブーです。先ず、今までの対ロ政策の議論の入口が本質的に間違いであると気付いたとき、日本の政治がどう動くかを見極めるのが目的の一つです。


 次に、国際協調が問われる今の現況下における日本の対処レベルに関してです。現在、日本は初動を間違えたためパブリシティの制裁を受けています。一つは円安。もう一つは国家連携の場からの排除です。その点、ドイツは大戦敗戦国でありながら、軍事費を即増額し対ロ政策を見直したので、協調の傘下に収まりました。でも、慎重なウクライナはドイツ首相の来訪を断りました。

 日本はロシアと国境を接していても、未だ軍事態勢のレベルは変えていません。ロシアの軍船や軍用機が侵犯しても警戒する程度です。それなので、今はロシア軍は極東地域の部隊や武器をウクライナ戦で使う戦術が立てられています。2月24日の侵攻から既に2ヶ月、戦争終結に必要な戦力を後押ししない日本は、ウクライナ支援と言いつつ、他の国からロシアに極端に加担していると見られているのです。



○自衛隊改革

 最後に、自衛隊改革です。おそらくロシアは極東の戦力バランスの中で、自衛隊強化を一番嫌がるでしょう、今はかなり歪なシビリアンコントロールが日本にあって、有事の際の足かせになることは専門家の間では常識です。それが影響して戦闘中に不要な被害が発生し、急に政府から自衛隊に主導権が渡され、混乱することまでは自衛隊も想定内です。また、ロシアもそれを知っていて、ファーストコンタクトで日本を混乱させれば、その後は攻めやすいと見ています。

 日本政府は、北海道を戦闘地域とする、根本的な問題に斬り込めない事情を海外にも国内にも明らかにしていません。ロシアは平和条約も結べない敵対国だとすると、いったい何が邪魔をして脅威を脅威だと言わせて来なかったのか。それを明るみに出せない裏政治をやっていたことがバレると、国としての信頼を失い結果的に自衛隊改革まで影響することになります。

 一般的にば、自衛隊が仮に戦闘行為に入ると、これまでの対ロの思いやり政策をドブに捨てることになることがネックだと見ることもできます。今の政策は、軍事は最低とし、漁業や経済協力、インフラ整備等はお手盛り。天然ガス、木材、地下資源の開発は経済制裁前と変わらず継続中です。これを止めると、ロシアにとって美味しい政策を止めるだけでなく、止めたら二度と再開できない不断の足かせになっています。それは、止めればロシアも損害を被るとして日本への攻撃や威嚇を行う口実を作るからです。日本の極端な平和主義思想と、金持ちだというロシア側の見立てに沿っている罠の製作だったからです。

 その罠の政策は、日本が急に緊張を高め、過去の実績を放棄してタダで施設や技術を置いていくことは、日本が契約解除を一方的にしたとして、既にロシアから関連商社や外務省に圧力がかけられています。その想定損失は数兆円+漁業やLNGプラントの将来収益を補償しろという圧力だと聞いています。

 他方、アメリカは自衛隊が戦力を強化することを求める引き換えに、日本駐留米軍の様々な特典を日本が削減することがないよう要望しています。アメリカとしての対中、対ロ、北朝鮮政策は日本のためだという理論だからです。

 この他、自衛隊に今不足する、被上陸防衛、市街戦や拠点防衛、情報戦略等が弱点となります。これを早急に見直すことは必要ですが、政治的に飛び火する周辺国とのマイナス影響を覚悟する必要があります。

 しかし私は、ここまで骨抜きの防衛政治と、風見鶏外交をやったツケは、自国の日本に問題があったからで、諸外国の脅威の見立てが甘かったとしか思えません。

 従って、戦う前に戦力を強化するという、ごく当たり前の政策こそが、それらの問題を解決する糸口であると考えています。ですから自衛隊は今直ぐにでも改革路線にシフトすべきだと考えています。



《国際討論会》

○投稿内容の改善

 これまでのウクライナ、ロシアに関する投稿で、分かりにくさや、情報のセンスをご指摘頂きました。その改善として、何が最大の課題なのか、それに対する構成、議論のポイント等を整理して、改善に努力したいと思っております。


 では、今回の討論の、メインテーマをお伝えします。

①ウクライナのアドバイザーはどうなったか!

➁二度とロシアが暴走しないための政策のポイント

③新たな火種と脅威への対応

➃ロシアとの戦い方のそもそも

 以上の4項目です。


○討論会

私「今回はいろいろ試したいことがあるので、司会は僕がやります。メンバーは予定の7人。セキュリティの関係で国籍のみを紹介します。アメリカ、韓国、中国、インド、ドイツ、フィンランド、フランスの計7名。国別では僕を入れて8名です。では、さっそく!」


①ウクライナのアドバイザーはどうなったか!

私「このテーマについて誰か情報を持っている?」

中国「中国は無関係。言葉の壁があると思う。ロシア語かウクライナ語が出来る人間だと思うな! 通訳で英語圏の可能性が高いと思う」

インド「軍事のアドバイザーは、扱う武器にリンクするから、個々の武器アドバイスではなくて情報や戦争時のタスク分析ができる人材が求められると思う」

フランス「付け加えると、各国の軍事と内政に長けた人材で、ロシア軍事も分かる人材だろう」

アメリカ「アメリカ軍の元対ロ戦略に従事した人間で、国防省に呼ばれた人間が何人かいると聞いている」

韓国「名前を出せる人間と出せない人間がいる。出せる人間は少ないが、当然ロシアにプレッシャーをかけるという意味で、そこからピックアップしていると思う」

私「名前を出さないウクライナへの協力は無いと言うことだね!」

韓国「そうだ! それだけリスクもあり、重大な責任が伴う。名前はオープンにした方が信頼されるし、その当事者を護りやすい」

フィンランド「フィンランド国として、今後の対ロ戦争のプランニングのために、メンバー入をウクライナに要望していた」

ドイツ「ドイツからはチームで呼ばれたと聞いている。政治のオーダーではなく、NATOの中心国として表はイギリス、裏はドイツだね」

韓国「カズが言ってたこのメンバーが、次の展開を左右すると言うなら、ウクライナはNATOに加盟するんじゃないか?」

アメリカ「いや! NATO加盟は交渉のカードだから、決めていないと言っているが、実態は既にウクライナはNATOだね! ただ、NATOとロシアが戦争していると言えないだけだ」

私「だいたいの雰囲気は理解出来た。NATOチームとロシアとの戦いで、反ロシアの周辺国がNATOチームに入っている形がアドバイザーの構成だね」

アメリカ「そのアドバイザーが、いつの時点でアドバイザーから次の応援部隊の派兵をするかが問題だね。アメリカはおそらく地上戦は最小限にすると思う」

フランス「私もそう考えている。だから国連が動いて、立場上の停戦と議論のテーブルに着くように申し入れた。それを庇護にすれば例え常任理事国ロシアでも、各国は軍事介入する理由を示すことが出来るだろ」

私「分かった。既に準備が整ったという状況の中で、ロシアの返事待ちということだね!」


➁二度とロシアが暴走しないための政策の議論

私「このテーマについて、世界の主要国が連携出来ないという背景が、この戦争の長期化を招いていると思うが、何処に問題があると思う?」

中国「ロシアがこのまま変わらないと考えている国と、変えないと国の存亡に関わる国の温度差だと思う」

ドイツ「ロシアが戦いを続ける目的が、いったい何かということが分からないからだね。喧嘩好きの状況は変わらないから、宥めてもまた戦うだろうな!」

アメリカ「確かにそのとおりだ! 戦争を仕掛けたロシアも目的が後付されるくらいだから、戦争を仕掛けて勝利すれば目的が何であれ、また暴走すると考えるのが普通だ」

フランス「いわゆる、自国の力を鼓舞するために必ず勝てる相手を狙う、政権維持の為の政治闘争だね! 自分の為に国民の生命や国家予算を注ぎ込み、勝利に酔いしれる」

インド「でも、あれだけの大国を私物化できる土壌はインドには無いな。インドは一つの国に見えても中は言葉も文化も貧富の差も違う。でも、一つの国であることの価値を内戦やパキスタンとの戦争を経て国民が認識し、今の繁栄がある」

韓国「そのとおり! 過去の政治闘争の影響を引きずって今があるのは事実で、朝鮮半島は失敗例だね」

中国「確かに、中国は耳が痛い話だが、今のロシアにものを言える国や人脈が無いと言うのが、国際協調体制の最大の失策であり、今後の課題だと思う」

アメリカ「僕も同意見だ! やはり軍事バランスと経済バランスが国際協調の基本だつたはずが、トップの暴走を周りが止められない実態が今の問題だ。アメリカはトランプでよく分かったよ」

フィンランド「自国第一主義はどの政治家も言わないだけで当たり前だと思っている。それを表立って言うと大統領に成れたアメリカを、フィンランドでは世界がアメリカに頼り過ぎたからだと評価している」

私「この課題の方向性は国際協調のバランス。それを支える隣国との関係、そして内政のバランス! 分かっているけど、なかなかちゃんと出来ないジレンマだね!」

ドイツ「難しい問題だが、我々が諦めないで考えるということと、直面するウクライナの問題に最善を尽くさないと何も始まらない。ウクライナを何とか救いたいな!」

フィンランド「私の国もロシアと国の存亡を掛けて戦って今の暮らしがあります。ウクライナを支援したいと強く思う」

フランス「ロシアの内政体質が変らないと、この問題の解決には至らない。ロシア人の内向き思考を外に向けさせるインセンティブな外交を仕掛けたい」

アメリカ「同意見だ! 例えば、奇策だが日本が日露平和条約を領土問題と切り離す。何方道、ロシアは領土問題を解決しないと今回の戦争で分かったからな! 一般交流から緊張を解くやり方もある。日本は過去の対戦でロシアからあれだけ不誠実な扱いを受けても我慢してきた国だから、隣国と戦わない選択肢がもたらす恩恵をロシア国内にも理解させるやり方もあると思う」

韓国「日本も韓国も拉致問題を抱える国だが、北朝鮮と交流があった時には拉致被害者の話は水面下で進んでいたんだ。ところが政治カードの最上位にしてから北朝鮮を刺激したため全く動いていない。表裏の外交の重要性を無視した失策だと思う。相手が自国の認識と同じだと考えたら事態は改善しない」

私「この問題の難しさが、ロシアが隣国と戦ってきた過去の実態だと理解できたが、全ての面でバランスとそれを身に付けたリーダーが必要だと言える。このへんで次のテーマに行きたい」


③新たな火種と脅威への対応

私「先ず、想定されるのがロシアへのテロで、停戦や平和的解決が妨害されることだね!」

アメリカ「ああ、そのとおり! アフガニスタンやシリアで、ロシアがテロを自暴したといった事もあった。とにかく人が戦って死んでいくのが好きな人種だと思ったよ」

インド「確かに、インドでは戦争が一番悲惨なものだと語り継がれている。プロパガンダではないが、トップが積極的に相手国を武力で制圧したことを称賛すると、国民の大半が戦争が外交カードの中心なんだと思うだろうな!」

フィンランド「難民の中から反ロシアの武装派が生まれてもいいレベルだと思う。それが、反ロシア国と繋がりはしないが、逆にロシアに戦争を仕掛ける理由を与えることになりかねない」

私「フィンランドは、過去のロシア戦であれだけの犠牲を負って、そういう極端な思想を生まなかったのか?」

フィンランド「そこが戦争をどう理解するかという人間の本質だと思う。戦わずして勝つことの本当の価値を、今のフィンランドの国民は強く感じている」

中国「国の体質と国民の考え方は、中国国内は別々の方向に向かっている。共産党員でも様々な考え方があり過ぎるくらいだが、中国人は自分を中心に考えて、国を利用することが今は普通だと思っているよ」

フランス「そうだね! あまりに情報統制や裏政治をが幅を効かせると、個人主義で賢く身を護るという、新しい国民の生き方だね!」

中国「いや、それがそうでもなくて、中国は国内で同じ国民同士が殺し合う歴史を持っている。その度に国外に避難して多くの国にチャイナタウンをつくつたんだ! 恥ずかしいが兄弟喧嘩の中国と、外の人間と喧嘩が好きなロシアが問題の火付け役だね」

私「なかなかいい例えだが、過去の歴史から何処かで戦争のストレスが爆発すると、別のところに同じように連鎖する。それも一定の期間に集中して不思議なほど繰り返している」

アメリカ「カズの言いたいことが解るよ! ロシアの脅威が極東に広がらないうちに、その火種を小さいうちに何とかするだね!」

韓国「その感覚、解りすぎるくらいだよ! 戦争の負のメンタル的な連鎖を論文で見たことがある。内戦や民族紛争を繰り返すアフリカの内戦の実態だったと思う」

フランス「その負の連鎖を感じている人間は沢山いるんじやないかな! でも、何故か繰り返している。処方せんがない病のようにね」

私「新たな火種は、必ず近々芽を吹く前提で見るべきだという意見は一致かな!」



➃ロシアとの戦い方のそもそも

私「私の考えは間違っているかもしれないが、そもそも経済制裁は一部の地域や国民を苦しめるだけで、国民の意向が伝わらない独裁国家には意味をなさないように思う。逆に、ロシア国民は、我々制裁側に反感を抱くプロパガンダに載せられているのではないかと心配している。先の第二次世界大戦で日本がそうだったように!」

フランス「たしかにそうだ! ロシア国民には二つの情報があって、国の出す情報とネット上の情報だ。もちろんネット情報は彼らには嘘だと言われているが、その中身は具体的で分かりやすい。いわゆる対峙情報の影響による不安を、何かにブツケて解消する、その矛先が経済制裁になっている」

韓国「身近な怒りの経済制裁の影響が、ロシア国民にとっては、現実から更に逃げる一つのターゲットにされていると言うことだね!」

インド「本当の敵は、プーチン率いる一部の利害関係者と軍の中の強硬派だね! 確かに日本の陸軍と海軍が真珠湾攻撃で意見が分かれたときと同じだ!」

アメリカ「アウシュビッツと同じ様に、ロシア軍の一部が民間人を殲滅させることに自分たちの正当性を見出し、更に現実を亡き者にすると考えたら、制御できなくなるのが今の実態だ!」

韓国「プーチンは、民間人への攻撃事実はないと言って関連性を否定していて、最終的に停戦合意での説明では軍が勝手にやったと言うだろう。それが見えた段階でプーチンを信じなくなり、軍は証拠隠蔽のために民間人を根絶やしにすると考える。ドイツがやったアウシュビッツと類似するんだ」

私「このままでは、戦争は長期化することは明らかだ。僕は韓国、中国が日本の軍事強化を認めてほしいと思う。確かに竹島などの領土問題はあるが、それで今の日本が戦争を仕掛ける可能性はゼロに近い。それ以上にロシア政策の失敗が、北海道を中心とした軍事バランスの歪を生じ、プーチンから見ればウクライナ以上に欲しがる地域に見えるとすると、プーチンの政権維持の矛先は極東に傾く。その前に軍事強化をやって、極東のロシア軍がウクライナに派兵されないようにして釘付けにする。そして、アメリカ軍と韓国、中国軍との連携を深めていく方が、ウクライナの停戦合意に効果がある。それが戦わずして勝つという僕の考え方だ。戦わない選択肢だが仮にロシアが日本の思いやり政策を打ち切ったとしても、日本は極東の経済活動は継続する意向を貫く。軍事と経済は切り離す考え方だ。長引く経済制裁のダメージはロシア国民の責任ではない。別にロシアを侵略するための軍事強化ではないので、自国の北海道を守り、北方領土返還を今のロシアに求めるような現実離れした夢の政策を早く見直すだけだと主張し、プーチンがウクライナでやったことを普通に評価して、北方領土返還は日本として諦めざるを得ないと、ロシアに当然の主張をするだけの話だ」

アメリカ「カズの言うことは理解できるし、日本の本質的な利益や将来性を考えた政策転換だと思う。だが問題は政治と過去の利権のしがらみを、誰が表に出して恥部を切り取るかだね!」

韓国「日本の野党はそんな力は持ち合わせていないし、軍事強化を否定しているから、テーブルには着けないな!」

フランス「そろそろ本当の脅威を見極める時期に東アジアも来ていると思う。NATOが出来たときのように、東アジアの軍事バランスは小国同士が協調しないと、中国、ロシアの脅威に常に影響され続けることになる。東アジアが発展すればするほど、二つの大国はそこに圧力を掛け、最悪は自国の一部にすることはあるね!」

私「その段階は、まさに今のウクライナと同じだ。大国二つの親ロシア、親中国派を擁立すれば内部闘争を仕掛けられる。同じ脅威に対して如何にバランスを保って戦わない戦略をやるかの話で。昔の軍事政治とは全く異なる。NATOと類似する戦略で、東アジア諸国もそれだけの力を既に持っているから実現出来る」

アメリカ「確かに、アメリカも世界の警察官という時代はそろそろ見直す段階にある。本当の意味で自立国家と成るためのステップとして、議論する必要は大いにある」

フィンランド「私たちフィンランドは、ロシアと真っ向から戦い犠牲を払った。だから平和であることの価値を知っている。日本が別次元の平和主義を進めれば進めるほど、東アジアのバランスは崩れる。日本がロシアの様に直ぐに戦う国ではないことは他の国は理解している。あとは、それをどういう枠組みで遣るかだから、東アジア連携はその目的に合う。東アジア条約機構は有力だし、ウクライナや旧ソ連からの独裁国家の目指す方向とも一致する。ロシアのような自国政権のためではなく、地域平和の維持の軍事バランスは必要不可欠だ」

中国「私はこうも考える! 戦争の長期化は大国と小国だけで戦えば、ある程度短期間に集結する。犠牲も少ないが、そこに別の大国が支援に入ると長期化して犠牲も増える。負けるが勝ちと言う諺はいろんな国にもある。人的被害の回復は100年を超えると言われ、まさに今のウクライナがそうだと思う。カズの戦わずして勝つことに加えて、戦いが始まったら負けるが勝ちも選択肢として含めてほしい」

私「確かにそうだね! だが、今もウクライナでは犠牲が増えているし、この戦争の悲劇が世界中の人々にもたらす影響は大きい。ロシアの国民の将来はウクライナの悲劇が明るみに出た段階からまた闇に包まれ、過ちを繰り返す。残念ながら今のロシアを直ぐに変えることは出来ないと言う現実から、仕切り直しが必要だと思う。皆んなの協力に感謝している。ありがとう!」


〜〜つづく〜〜


            文責(作者)カズ ナガサワ

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