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「ぷい」

「強制発狂、ケダモノの快楽」


その瞬間


その場にいた男どもは女性にのしかかる


服を剥ぎ取り、その柔肌に噛み付く


「あ、あああっはぁああん!」


女性の乱れる声が上がる。


それが3,4組ほどの人数が同じように声を上げた


壮絶にエロい状況になっていた。


タタリちゃん何やったの?!


「これは、バツ」


そんなことしなくていいよ!


「いいのよ。すけくんのため、したことだから」


どうやら話を聞いてないようだ


周囲はもうまともな思考の持ち主はいない


仲良しそうだったよへえと小雪も裸で乱れあってる


ええい、仕方ない。


俺はこの二人の首筋に手を触れ、スキルを使用した。


スキル発動、首筋に触れる


すると暴れていた人たちはみんなびっくりしたような声を上げ、淫行を辞めた


「……俺たちは何やってたんだ」


みんな正気に戻ったようだ。


よしこれで一安心だ


俺がしたことじゃないが、彼らに申し訳ないことをした……


たたりちゃん、彼らに謝ろう


「ん……どうしても?」


「どうしても」


「どうしてもすけくんが、言うなら、する」


その場にいた人たちが不思議そうな顔をしたまま帰って行った


そして真夜中


皆皆が眠りについた時を見計らい俺とたたりちゃんで民家に侵入した。


よし、この人はその場にいた人だな。


スキル発動、夢枕に立つ


すると目の前にいた人の夢の中に入っていった。


夢を見てる本人が突っ立っている。


「なんじゃ、お前さん方?」


そして、夢の主である人に向かって俺は土下座した


すまん!


こんなことをするつもりじゃなかったんだ!


悪かった!


ほらたたりちゃんも!


「ぷい!」


ぷいじゃない!


「……つぎは……気をつける」


よし、よく謝れたね


俺はタタリちゃんの頭を撫でる


「うん。それ、すき」


そうして俺はみんなに謝りに行った


大抵の人達はきょとんとした表情をしてくれたがみんないいよと言って許してくれた


みんな心が広いと思った


まあ夢の中だからかもしれないが


そして朝になった村の若者たちがみんな一斉に同じ夢を見たと言う話はすぐに広まった


村の怪談として語り継がれることになるかと思いきや


後から通りがかりに聞いた話だが、あの場で交わった男女同士意気投合し、交際することになったらしい。


その結果、俺と祟ちゃんは縁結びの神として崇め奉られることになった


いやこれどうすんのさ


俺この場にずっといるわけじゃないんだけど


俺に帰るんだけど


「ん、くくく。すけくんが、やりたいなら、私も縁結びのかみさま、なる」


それは流石に向いてないんじゃないか……


俺もタタリちゃんも……


「? でもいっぱい交尾、させることできる」


しないでいい!


むりやりは良くないと思う!


「はーい」


ちゃんと理解したのかわからないが、まあいいか


みんな許してくれたし


そう思うことにした。


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