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君の道にもし色があるのなら  作者: 緒花
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零 お祓い様

とある人が、ある日偶然変だなとか、不思議だ、といったようなことに遭遇したとしよう。それは、嗅いだことがない匂いだったり、聞いたことがない音、もしかしたら見たことがない禍々しい姿形をしているかもしれない。

 そういった奇妙なものに遭遇した人が、神様の仕業だとか怨霊に取り憑かれたとか、はたまたそういった現象に遭遇したことによって自分は特別な力があるのではないかと考えたものたちがいた。

 そういった現象に度々遭遇した者の中に、人ならざるものと会話ができる者がいたという。その者は小さな村に住む村娘だった。その力は紛うことなき特別な力であると人々から称賛され、その特別な力は厄災をも鎮めることができると信じられた。

 特別な力を持つ娘はその力を人々のために使った。悪霊を祓い、霊と会話することによって死んだ人と生きてる人の橋渡しをした。

 やがて、娘を人々は『お祓い様』と呼び、お祓い様を崇めるため、村で一番大きな祭壇を立てた。

 月日が経ち、お祓い様は村一番の美丈夫な男と結婚し、元気な男の子を授かった。赤子はすくすくと育った。

 お祓い様の力は受け継がれるようで、お祓い様の息子も人ならざる者と会話をすることができた。

 息子はやがて、二代目お祓い様として村を守ることになった。

 そうして、祓い師は何代も受け継がれ、いくつもの分家に枝分かれしながら、現代では絶対的な地位を築いていた。

時代物のお話です。

物の怪や神様や霊がたくさん出てきます。

「少し不気味な」を意識して書いていきます。

よろしくお願いします!

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