はじまりのおわり。
今回の主人公は、第一部分にて仮名リナ(現:王子さま)に「先輩」と呼ばれていた男です。外見的特徴は、大男で、がに股で、髭のもっさーっとした警官ですが・・・、
名前は未だ未発表なり・・・です。(すみません)
俺のこと覚えてくれているだろうか?
何しろ、あのアホ好きリナがここまで話を引っ張ってしまったから、アレだな、俺なんか印象から消えてるんだろうな。どうせサブキャラだ。役目を果たせはそれで良し。・・・とか、潔い事考えてるわきゃねーーだろっ! ヒトを「先輩」「先輩」言う割には、からかいやがって。待ちかねていたんだぞ! 仮名リナ!!!
読者の方には『フリダシへ戻る』という、スゴロク的には恐ろしく罰テキなことを要求せねばならんのだぞ! 申し訳無いとは思わんのか!
・・・ということで、「すみません、今、冒頭の場面に戻ります。大変ご迷惑をおかけします」(工事現場風、っていうか、この話全体そんなもんだと俺は気づいたぞ。どうだ仮名リナ。俺を侮るなよ。フッ。)
☆☆☆☆☆
夜も深まり丑三つ時。
「アレ? お前、頭の真ん中、毛が立ってるぞ」
「遠まわしに羨ましがってるんですか? 先輩、ハゲですもんね」
リナは無神経すぎるほど無神経だっっ。
「っていうか、これ、事件を察知してる印だなぁ。なんだろ?」
というが早いか、全てをそのままにして、仮名リナは外へ飛び出した。
「ちょっと待て!」
リナっっっ! どこへ行くんだ!
「ちょっとお待ちください。お客様!」
リナを追うより早く、俺はマスターに捕まった。何で?
「お会計お願いします」
「ああ、そうだった。いくらだ?」
「百五十八万四千円です」はぁっ?
「何かの間違いじゃ・・・」
「いいえ、さっきの方がそのくらい召し上がってました」
「いくらなんでも・・・」
「カードで結構です。お支払いいただかないと・・・」
「ありえん」
「事実です」
「(怒)ここはぼったくりバーかっ!」
「ちがいます、ちがいます。適正料金ですってば」
「カードは無いが、警察手帳を見せてやる。しつこいと公務執行妨害で逮捕するぞ」
「そ、そんなぁ」
くそったれ! 外には出たが、あのバカどこ行った!?
というより、恐ろしいものを見てしまった。パフォーマンスだろうか、いや、こんな夜中に・・・。じゃ、これナニ?
植物っぽいメデューサに襲われて、石になったまま手足バラバラの人間?
いや、道端の石像にからんでぶっ壊してる、緑髪の狂乱女か?
これは器物損壊罪だぞ、てめぇ。酔っ払い女だなっ!