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嫌われ勇者のぼっちトリップ  作者: 白恋
悲しき出会い
4/6

クリア条件

レイシャの屋敷に住まわせてもらうこと4週間・・・ 

さて、異世界に来たというも実感がいまいち湧かない。

魔法もリールが使った物を直す魔法しか見ていないしそれもレイシャが物というかお屋敷の壁を毎日壊すものだから慣れた。主にハーミッドのせいだが


これじゃあ現実に帰る手立てすら見つからない。

そもそも俺は帰りたいのか?

こんなにも異世界に来たかったのだもう少し楽しんでもいいのではないか。

そんなことをベットの上で寝転びながら考えていると、


「やっほー。元気にしてる?」


この声1週間前にも聞いたような

すると突如として言うなれば大きな岩を天井から落とされたような衝撃が腹に走る


「うげっ」


カエルの鳴くような声が出た。

「ごめーん。また転移先間違えちゃった。」

目の前に俺をこの世界に呼んだ元凶がいた。

せめてリールのような可愛げのある少女が落ちてくればよかったのに・・・


「なんだ、お前か。」


俺の上からどきながら

「何その薄い反応・・仮にも神さまが話を聞いてるんだよ。

それなりの反応すれば?異世界の生活はどう?」

「どうと言われてもな」


自分の種族の話を聞いてみてこの種族を救いたいと思った。


「じゃあ、救おうよ。この世界でのクリア条件はそれだ。それが出来れば元の世界に戻してあげる。」


「勝手に人の心を読むなよ。それにこの話が本当かどうかも・・・」

いや、多分本当なのだろう。レイシャの話す目もこいつの目も確信を帯びたものだった。

だとしても大変過ぎる。世界中の考えを変えるなんて。

いくら俺がゲームに詳しくても訳が違う。


「まぁ、最初からそうしようと思ってこの屋敷の近くに君を招いたんだけどね。それに今はロアって名乗ってるんだっけ。ロアが嫌でも彼女の方はどうかな?」


何を言ってるんだこいつは。

すると、ドアがノックされる。

「ロア、いるか?」


レイシャの声だ。

視線をドアから目の前に戻すと自称神様はいなくなっていた。

くそっまた逃げられた。


「いますよ。」

「大事な話がある。」


大事な話って何だ。結婚話なら即オッケーなんだが

なーんてアホな冗談はともかく

レイシャが入って開口一言


「一緒に世界を変えないか?」


それは、えっどういうこと告白と受け取ればいいの?

例えが広大過ぎない?

すると続いてリールが入ってきた。

俺の顔を見て何に納得したのか


「レイシャ様の言葉を訳しますと、ロアさんと一緒に世界を旅してレイズの悪名を消さないかと言うことです。」




そんなこといつ言ったの?



「すまない。私は口下手でなリールに訳してもらわないと上手く会話にならないんだ。一方的に話す分にはいいんだが・・・

今回限りは自分で伝えたかったけれど上手くいかないな。」



頬を赤く染めながら照れた。

普段、硬い表情を見せている分こういう女性みたいな態度をとられるとこちらとしても恥ずかしくなる。



「考えてみます。」

「そうか。考えて見てくれるか‼

では、3日後にもう一度聞くから考えて見てくれるか。」


と言いながらレイシャは喜びながら部屋を出ていった。


「リール。」

「はっはい。何でございますか?」

いきなり名前で呼ばれたからか若干顔を赤くしながら聞き返した。

「レイシャはこの屋敷には居なくていいの?」



かねてからの疑問だった。

何かとレイシャはこの屋敷を留守にすることが多い。

特にここ数日は頻繁にだ。

リールは顔を強張らせそれでもしっかりとした口調で



「私達は云わばレイシャ様の下部のようなもの。あの方がそう望めば従うのです。それに・・・」

「それに?」

「最近のレイシャ様を見てると何だか楽しそうなんです。

昔のまだ幼き日・・・冒険心にかられている時のような。

私はレイシャ様が楽しそうならそれでいいのです。

それに、心強い助っ人が居るので屋敷のことなら心配しなくてもいいんです。」


そう言ってリールも出ていく。


さて、助っ人とやらの存在が気になるが

レイシャにあんなことを言ってしまったが実際この世界の構造を知らないからな。そういえば・・・

俺は部屋の隅にある本棚へ迎う。そこには

『初心者冒険者ガイド』『魔獣大百科』『黒き勇者の伝説』

『初級魔術本』『10種族について』『ダンジョン攻略』


と実に色々な種類の本が並べてあった。

その内の一冊『10種類について』を手に取る

このくらいの厚さならすぐ読めるだろう。

俺はベットに座りながら本を広げた


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