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氷の記憶と不滅の者  作者: たなみた
2章

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2-8 不死

 この状況を一変させたのは一発の銃声だった。何かが飛来してきたと思った瞬間周囲を煙幕が覆い隠す。煙は瞬く間に消えてなくなったが同時にハイスも消えていた。逃げたのだろうか。

(銃弾...まさか...)

 モルテは心当たりがあったらしい。険しい顔をするがすぐに自身の失策に気づいた。目の前には目を腫らしたセイラと怯えたマレクが呆然としているのが見えた。優先順位を間違えていた。

「おい、いつまで寝てるんですか。怖がってるでしょ」

 ナハトの死体に乱暴な言葉を投げかけるモルテ。返事など帰ってくるはずもない。何故そんなことを、と2人が困惑している中更に衝撃的なことが起こった。

 ナハトの両断された肉体が次第にくっつき始めているのだ。咄嗟に2人の目を手と刀で覆い隠すモルテ。見せられたものではない。しばらくするとナハトは元の体に戻っていた。ゆっくりと目を開けるとモルテに詰め寄っていく。

「モルテちょっと!!何セイラちゃん連れてきてるのさ」

「あ、ぶった切ったのは許された感じです?」

「それはまあ...緊急時だったしいいけど...痛かったけどね!!それよりセイラちゃんを危険な場所に連れてきたことに文句を言いたいね!!」

 自分のことはおざなりでセイラの心配をするナハト。モルテは必死に彼を宥めていた。

「まあまあ。無事だったんだしいいじゃないですか」

 流石に気になったのか会話に割って入るセイラ。

「あの...情報が追い付かないんだけど...ナハトの体って...」

「あー俺不死身だから死なないの。だから俺のことは心配しなくていいよ」

「さらっととんでもないこと言ってない!?」

 「でも怪我は治らないんだね」

 「パーツくっつかないとやばいから優先的に治したんだ。他のは時間かかるかも」

 マレクの鋭い指摘に頭を掻きながら答えるナハト。 事実、胴体はくっついているが他の傷は治っていない。今回はそちらの怪我への治癒を優先させたため回復が遅れているようだ。


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