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学園対抗戦のはじまり!結界の天才動く!?甘いご褒美は誰のもの?

あらすじ:学校で「最弱魔法使い」と呼ばれるオズワルドは、ひょんなことから最強の魔法少女・グリンディアの従者となりグリンディアはその後、オズワルドの家に居候することに。そんな二人の日常には、毎日のように少し奇妙で楽しい出来事が舞い込んでくるのだった。


挿絵(By みてみん)


その日の午後、グリンディアとリシアは校長室に呼び出されていた。フィギン校長が厳かな表情で迎える中、グリンディアは首をかしげながら椅子に座る。


「で、話しとはなんです?」

リシアが促すと、グリンディアも頷いて続けた。


「そうじゃ。なんでリシア姉ちゃんとワシが二人で呼ばれたんじゃ?」


フィギン校長は白いひげを撫でながら意味深な笑みを浮かべる。

「フォフォフォ…実はのう。今年も魔法学園フーナバとの学園対抗魔法力勝負が決まったのじゃよ」


リシアが軽く眉を上げる。

「ああ、聞いたことがありますわ。でも、私たちが呼ばれた理由は…?」


フィギン校長は椅子に深く座り直し、両手を組んで答えた。

「その対抗戦に君たち二人に代表として出てもらいたいんじゃ」


グリンディアは目を丸くする。

「へっ?ワシと姉ちゃんが組むの?」


「まあ…面白そうね」

リシアは冷静に答えながらも微かに笑みを浮かべる。


グリンディアはすぐさま椅子から飛び上がり、胸を張る。

「むふふ、ワシと姉ちゃんが組めば無敵じゃろ!」


フィギン校長は笑い声を響かせる。

「フォフォフォ…その意気じゃ。これで決まりじゃな」


しかし、グリンディアは不満げに唇を尖らせた。

「でもなんか特典がないと嫌じゃ!」


フィギン校長は手を叩いて思い出したように言う。

「そうじゃった。勝った学園には学食お食事券10万マニー分が賞として出るんじゃ」


グリンディアの目が輝く。

「乗った!」


リシアは肩をすくめながら答える。

「私は別に何もいただけなくても構いませんが…」


フィギン校長は微笑みながら一つ咳払いをする。

「それで、君たちにお願いがあるんじゃが…」





挿絵(By みてみん)


夕方、グリンディアとオズワルドは魔法学園の門を抜けて帰路についていた。

「へえ。学園対抗の魔法力勝負に出場するんですね。」


オズワルドが驚き混じりに尋ねると、グリンディアは得意気にうなずく。

「そうじゃ!勝ったら学食お食事券10万マニー分貰えるんじゃ♪」


オズワルドは微笑みながら歩き続ける。

「へーー♪いいですね♪僕も応援しますからね♪」


ところが、グリンディアは彼をじっと見つめていた。

「何を言っておるんじゃ?オズもでるんじゃぞ?」


その言葉に、オズワルドは立ち止まる。

「えええええええええええええ?なんで僕が!?」


グリンディアは軽く肩をすくめる。

「校長先生にメンバーを考えて欲しいって言われたからさ。姉ちゃんは生徒会の…なんて言ったけ?あいつをメンバーにするって言ってた」


「えっと。きっとレオンさんですね」


「そうそう!で、ワシはフレアにも声をかけたけど、大喜びで参加すると言っておったよ」


「フレアは、魔法勝負好きですからね…」


グリンディアはオズワルドの肩を軽く叩く。

「で、もう一人はワシの従者であるオズじゃないとね!お主いないとつまらんし」


オズワルドは困惑しながらも応える。

「でも、僕じゃ学園代表なんてつとまりませんよ…魔力値低いんだし…」


グリンディアはふくれっ面で答える。

「もーーーー!ワシのことを守ってくれるって言ったじゃろう!?」


オズワルドはその言葉にハッとしてうなずいた。

「…た、たしかにそうですね…」


グリンディアは目を細めながら言う。

「じゃあこうしよう。勝ったらご褒美をあげるよ…♪」


オズワルドの顔が一瞬で真っ赤になる。以前の“ご褒美キス”を思い出したのだ。

「えっ…」


それを見たグリンディアも顔を赤らめ、目を逸らす。

「そ、それくらいしてやらんと、オズも…やる気にならんじゃろ…?」


オズワルドは背筋を伸ばし、声を張り上げた。

「わ…わかりました!僕はグリンディア様の従者…対抗戦でも精一杯守らせていただきます!」


グリンディアは満足げに笑う。

「うん♪そうこなくっちゃ♪」




一方その頃、対戦チームの魔法学園フーナバのリュート校長が自宅の扉を叩いていた。

「おい、エイリック!起きとるか?」


部屋の奥から不機嫌そうな声が返る。

「何、じいちゃん…また無理な頼み事とか言わないでよ」


リュート校長は少し困ったように頭を掻きながら声を張り上げる。

「お前も対抗戦に出るんじゃ!」


「やだよ。興味ないし、面倒くさいし…」


リュート校長は軽く舌打ちしてつぶやく。

「くっそ…コイツは結界をはらせたら強いのに、こういう所あるから困るわい…」


ふと悪戯っぽい笑みを浮かべたリュート校長。

「そうじゃ…エイリック、対抗戦の相手にはかわいい女の子たちもおるぞ?」


「…本当に?」


「本当じゃ。しかも、勝ったらその中の誰かがお前の彼女になるかもしれんぞ」


エイリックの瞳がキラリと光る。

「…なら、考えてみてもいいかな」


リュート校長は心の中でガッツポーズをした。

「よし!これで勝負の準備は整った!」


次回、対抗戦の幕が切って落とされる!グリンディアとオズワルドたちの運命は…?

そしてリュート校長の孫のエイリックとは?

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