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最強お姉ちゃんズ結成!?女子会は楽しいのじゃ♪

あらすじ:学校で「最弱魔法使い」と呼ばれるオズワルドは、ひょんなことから最強の魔法少女・グリンディアの従者となりグリンディアはその後、オズワルドの家に居候することに。そんな二人の日常には、毎日のように少し奇妙で楽しい出来事が舞い込んでくるのだった。


挿絵(By みてみん)


グリンディアは、ある悩みを抱えて一人考え込んでいた。


「今回のことで気づいたんじゃが…オズって結構モテる気がするのぅ…」


なんとなく心が落ち着かないグリンディアは、どう対処すべきか思案した後、妙案を思いつく。

「そうじゃ!女子会を開いて相談するのじゃ!」




放課後、グリンディアは魔法学園の空き教室に、お姉ちゃん友達のスカーレットを呼び出した。


スカーレットは興味津々の様子で入ってくる。

「なによ、グリンディア?改まって呼び出すなんて」


「実は今日は少し相談に乗ってほしくて♪女子会がしたいんじゃ!」

グリンディアが楽しげに提案すると、スカーレットは驚いた顔をした。


「女子会?私とグリンディアの二人で?」スカーレットは不思議そうに眉をひそめる。


「うむ、もう一人呼んでいるのじゃ」


と、グリンディアが教室のドアを振り向いたその時、カラカラと音を立てて扉が開き、黒髪の麗しき女性が姿を現した。


「ここね、グリンディア…呼び出して何の相談かしら?」

来客に鋭い眼差しを向けるのは、グリンディアの幼い頃からの知り合いお姉ちゃんのリシアだった。


スカーレットは、リシアを見て小さくうなずきながら言う。

「こ…こちらはどなた…?」


グリンディアは二人を紹介した。

「こちらはリシア姉ちゃん。ワシの幼い頃からのお姉ちゃんじゃ♪そしてこちらがスカーレット姉ちゃんじゃ!最近仲良くなったのじゃ♪」


スカーレットは鼻を鳴らしつつも、社交的な笑みを浮かべて

「あら、どうも♪おほほほ」とあいさつをしたが、それを見たリシアの目が鋭く光る。


「スカーレット…姉…ちゃん…?」

(グリンディアが私以外の人間を“お姉ちゃん”と呼ぶなんて…何か忌々しいわ)


リシアの視線に気づいたスカーレットは身を縮める。

「ひいいい!グリンディア!この方、怖い!!」


「大丈夫♪リシア姉ちゃんは優しいのじゃ!」

とグリンディアはスカーレットをなだめるように笑った。


リシアは深呼吸し、再び冷静な口調で言う。

「で、グリンディア。今日は一体何の相談なの?」


グリンディアは、少し照れくさそうに視線を逸らしながら、

「実はな…最近、オズワルドが妙にモテておって心配なんじゃ…」と打ち明けた。


スカーレットが目を見開く。

「心配?もしかしてグリンディア、彼のことが好きなの?」


「ち…違うのじゃ!オズがワシに恋しておるのじゃ!」

グリンディアは顔を赤らめて必死に言い返す。


「じゃあ、何が心配なのよ?」

スカーレットが首をかしげると、グリンディアはしどろもどろになりながら答えた。


「そ…それは…従者がモテたら困るから…」


スカーレットは肩をすくめて言う。

「なんだかよく分からないけど…まあ、彼は確かに見た目が可愛らしいわね。そういうところがモテる要素になってるのかも?」


「そうなんじゃ!」グリンディアは嬉しそうに目を輝かせた。

「オズは可愛くて、優しくて、ワシを大切にしてくれるんじゃよ♪」


スカーレットは少し呆れた表情で

(ケッ…ノロケかよ…)と心の中で呟いた。


一方、リシアは冷たい視線を送っていた。

「全く、なんの話かと思えば…グリンディア。男なんてしっかりしつけないとダメよ?」


「そ…そうなの?」グリンディアが身を乗り出すと、リシアは重々しく頷いた。


「そうよ。自分の意思をしっかり持って、相手をしっかり従わせるの。それが良い関係というものよ」


「なるほど!流石リシア姉ちゃんじゃ♪」

グリンディアはリシアの教えに深く感心して頷いたが、その様子にスカーレットは冷や汗をかいていた。


(この方、やっぱり怖いわ…)


スカーレットは口を開き、

「グリンディア…彼はもう既にあなたに付き従ってる感じだし…もっと別のやり方もあるんじゃないかしら?」


「たしかに…でもどうすれば良いのじゃ?」

グリンディアは考え込む。


「そうねぇ、贈り物なんかどうかしら?」スカーレットが提案する。


「プレゼントをして喜んでもらって男性のやって喜ぶ事をいっぱいしてあげるの♪それが効果的よ。男の人なんて、それでイチコロよ♪」


グリンディアは首をかしげた。

「スカーレット姉ちゃんは悪い男に騙されるタイプじゃな…」


リシアが強い口調で言い返す。

「何甘いことを言ってるの?男なんてちゃんとしつけないと駄目だってば!」


スカーレットも譲らず、

「そ…そんなの恋愛じゃないわよ!」と言い返す。



ちょうどその時、廊下から聞き覚えのある声が聞こえてきた。


「あ…あのー…」

オズワルドが戸口に立っていた。


「オズ!!」グリンディアが顔を輝かせる。


「ここにいるって聞いたんで。お菓子が焼けたんでもってきました」

オズワルドは小さな箱を差し出した。


「学園でもお菓子が焼けるようになったの?」

グリンディアは驚いて聞いた。


「先生に許可をもらって、スイーツ部を僕が引き継いだんです。もっとも僕一人の部活ですが」


「むぅ~!?ワシも入るからな!」とグリンディアがすかさず宣言する。


「本当ですか?ありがとうございます!」と、オズワルドが嬉しそうに微笑む。


そのやり取りを見ていたスカーレットは「仲良しねえ…」と小さくつぶやいた。


「先ほどクッキーを焼いたんですけど…どうぞ、お口に合うといいですが」


グリンディアは一口頬張ると、「おいしーーー!」と満面の笑みを浮かべる。


スカーレットも「まあ♪美味しいじゃない!」と感嘆の声を上げ、リシアもわずかに頬をほころばせた。


「アナタのお菓子、美味しいわね。うちの執事にしてあげてもいいわよ?」

とスカーレットが冗談めかして言うと、オズワルドは驚いて目を丸くする。


「へっ?」


リシアも笑みを浮かべ「あなた、魔力が低くて困ってるんでしょう?私の従者として一緒に修行しない?」


「へっ?」


「こらーっ!オズはワシの従者じゃーーーっ!!」

グリンディアが二人を一喝するように叫んだ。


こうして第一回女子会は、賑やかなまま終わりを迎えた。話はまとまらなかったものの、意外と楽しい時間だったため、グリンディアはこれからも女子会を開きたいと思ったのだった。




その頃、校長室でフィギン校長は一人、考え込んでいた。


「フォフォフォ…さて…学園対抗魔法力勝負…今年はどの生徒に出てもらうかのう…」


またしても学園には新たな波乱が迫っていた!?



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