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夜の結界でナイトメアドリーム

魔法学園の郊外学習。オズワルドとグリンディアは魔法の結界を張って野営の場所を作った。周囲には静かな夜の闇が広がり、二人は夕飯を終えて休憩していた。





グリンディアの結界で作られた家の中は魔法の光でほのかに照らされ、静寂に包まれている。グリンディアは満足そうに結界の中を見渡しながら言った。


「ワシの結界は最強じゃ。心配ないって」


オズワルドは慎重に返答する。


「いいえ…他のチームに夜襲される可能性もあるので、僕は起きて夜の番をさせて頂きます」


グリンディアは一瞬だけ彼を見つめ、少し笑みを浮かべた。


「そうか…じゃあワシは先に寝せてもらうよ」


グリンディアはそのまま寝床に入った。オズワルドは結界の外を警戒しながら静かに夜番を続けていた。





それなりに時間が経った頃、突然、静寂を破るようにグリンディアが口を開いた。


「オズ…」


オズワルドは少し驚いて、そちらを振り返る。


「グリンディア様…?」


グリンディアはじっと彼を見つめ、小さく笑いながら囁いた。


「二人きりだね…」


オズワルドは一瞬、理解が追いつかずに動揺する。


「えっ? グリンディア様…!」


グリンディアは楽しそうに微笑みながら続けた。


「ねーオズ…キスしよ?」


その言葉に、オズワルドはさらに困惑した。


「い、いけません!今は郊外学習です…!か…身体が…動かない…」


彼の体が硬直し、動けなくなったのはすぐに分かった。グリンディアは笑みを深め、無邪気な声で告げる。


「魔法で動けないようにしたんじゃ。これでオズはワシの思うがままじゃ…♪」





――時間が経ち、グリンディアがハッと目を覚ますと、オズワルドは夜の番をしながら座ったまま眠り込んでいた。彼の顔には疲労が滲み、姿勢も不自然だ。


「ううむ…」


グリンディアは少し呆れながらも微笑んだ。


「オズー!そんな寝方してると風邪ひくよー」


グリンディアは立ち上がり、オズワルドの隣に腰を下ろした。


「仕方ないのう…」


彼をそのままにしておくわけにもいかないので、魔法でオズワルドをシュラフに移動させようとしたその時、彼が寝言を漏らした。


「グリンディア様…」


「んっ?コイツ、どんな夢みてるんじゃろ…?」


グリンディアは不思議に思い、魔法を使い指を丸めて彼の夢の中をこっそり覗いてみることにした。





その瞬間、グリンディアの顔はみるみる赤く染まっていく。


「こ…こいつーー!なんて夢みてるんじゃーーー!」


彼の夢には、グリンディア自身が登場しており、しかも彼女が普段の自分とはまったく違う行動をおこなっていた。


「なんでワシが…そんな…」


グリンディアは驚きながらも、夢の中の自分の姿に少しだけ戸惑った。


「これがオズの願望!?…ワシとそんな風になりたいの…?」


彼女は一瞬考えた後、微笑みを浮かべて呟いた。


「仕方ないな…オズの…作ってくれたご飯、とっても美味しかったから…ちょっとだけご褒美をあげようかな…」



そう言って、彼女はそっと彼の隣に座った。

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