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エルフィールとグリンディアの交錯する想い

放課後の魔法学校。教室は夕焼けに染まり、オズワルドはクラス委員長のエルフィールに頼まれ、壊れた教室のドアを修理していた。彼が黙々と作業を進めていると、隣で甘えた声が響く。


「もー、帰ろうよー。お腹空いたし、おやつが食べたいー!」

グリンディアが不満そうに言った。


オズワルドは微笑んで答える。

「もう少しで終わりますからね。終わったら家で僕がいちごジャムのクッキーを焼きますよ。」


「ほんと?楽しみ♪早く終わらせてね!」グリンディアは嬉しそうに目を輝かせた。



隣の教室のドアも修理すると言ってオズワルドはその場を離れた。


そこへエルフィールが待っているグリンディアに近づき、少し戸惑いながらグリンディアに聞く。

「グリンディアさんは、オズワルドとはどういう関係なんですか?」


「え?主と従者だけど?」グリンディアは首をかしげる。


「でも、すごく仲が良さそうで…」エルフィールは不安そうに言葉を続ける。


「主と従者なんじゃから仲良くて当然じゃろ?」グリンディアは軽く答えた。


「でも…あなたは高名な魔法使いの一族なのに、どうして魔力値の低いオズワルドを従者に?」

エルフィールが疑問を投げかける。


グリンディアは驚いて言った。「魔力値なんて関係あるの?」


「え…」


「ワシはオズが従者になってくれて楽しいよ♪オズは優しいし面白いし♪ま~ちょっと頼りないところもあるけど、でもそこが可愛くてほっとけないんじゃよ♪」グリンディアは無邪気に笑う。

(それって…私が…)



エルフィールは焦りながらも尋ねる。

「でも…魔力値が低いのに、本当にそれでいいんですか?」


「ま~魔力値が低いとかワシにはどうでもいいことじゃし。」グリンディアは肩をすくめた。


エルフィールは内心で思った。(この子…私と感覚が全然違う…)


「そうそう、ワシはオズの家で一緒に暮らしてて、オズにはいつも美味しいお菓子を作ってもらってるんじゃよ♪」


「え…えっ!?ええええええええええ?」

エルフィールは驚きの声を上げた。


「ところで、エルフィールはなんでワシとオズのことをそんなに気にしてるの?」

グリンディアは不思議そうに尋ねた。


エルフィールは慌てて答える。

「えと…私は…あなたが私達の知らないような魔法で、オズワルドの好意を自分に向けてるんじゃないかと思い…クラス委員長として、それは見過ごせないと…」


「ん?好意?」グリンディアが不思議そうに聞き返す。


「…」


「オズってワシに恋してるの?」グリンディアは目を見開いた。


「さぁ…」


「それってライクなの?ラブなの?」


「…」


グリンディアは少し考え込んだ後、呟いた。

「あー、そうなんじゃなー。アイツ、従者のくせに…困ったもんじゃなー…」


エルフィールは焦り始めグリンディアの反応を不安そうに見つめていた。



その後、グリンディアは自分の気持ちに戸惑い始めた。


(オズって、ワシに恋してるの?言われてみると、アイツのワシを見る目は何か特別だったような…)


(この前のパーティーのダンスではワシの手を熱く握りしめてきたし…)※本当はグリンディアから手を握った。


(ワシ、魔法の勉強ばかりしてきたから、こういう時どうしたらいいのかわからん…どうしよう…)

グリンディアは頭を抱えた。


(こういう時って、どうすればいいんじゃろ…手を繋いで…デートして…それからそれから…キャー)

彼女は頬を押さえて恥ずかしがった。


グリンディアが急に顔を真っ赤にして戸惑っているのを見て、エルフィールは内心で後悔していた。

(これは…余計な事を言ってしまったかも…)




その時、オズワルドの声が響いた。

「エルフィール、ドアの修理が終わったよ。」


「う、うん。ありがとう…」

エルフィールは動揺しながら答えた。


オズワルドはグリンディアに微笑んで言った。

「さあ、帰りましょう、グリンディア様。」


グリンディアはまだ戸惑っていたが、返事をした。

「うん、帰ろう…」


エルフィールは二人のやり取りを見て、複雑な表情を浮かべていた。






――夕焼けが二人の影を長く伸ばす中、オズワルドとグリンディアは家路についた。


「さあ、背負いますよ。」オズワルドが言う。


「おんぶか…今日はどうしよっかな…」グリンディアは少し考えた。


「どうかしましたか?」オズワルドが不思議そうに尋ねる。


「いや、いつもおぶってくれてるもんね!」

グリンディアは照れてしまい、顔を真っ赤にして言った。


「そうですよ。さあ、一緒に帰りましょう。」オズワルドは優しくグリンディアを背負った。


ふと真剣な顔になったグリンディアは、オズワルドに尋ねる。


「あの…オズってワシのこと、どう思ってるの?」


オズワルドは突然の質問に戸惑った。

「え?…どういう意味ですか?」


「グリンディア様は僕に優しくしてくれて感謝していますし、魔法使いとしても尊敬していますよ。」

彼は真面目に答えた。


「それだけ…?」グリンディアは不満そうに尋ねる。


「それだけ、というと?」オズワルドはさらに困惑する。


「例えば、ワシの雰囲気とかはどう思ってるの?」

グリンディアはさらに問い詰める。


「雰囲気…ですか?」オズワルドは少し考え込む。


「そう、ワシを見た感じとか。」


「見た感じですか?…」


オズワルドは思わず本音を口にしてしまった。

「天使のような美少女だと思っていますよ。」


グリンディアは驚いて目を見開いた。「な、天使?美少女?」


オズワルドは慌てて訂正する。

「うわっ…え…えっと、とても可愛い方だと思っています!」


「ワシ、可愛い?」グリンディアは顔を赤くして聞き返した。


「はい、とても♪」オズワルドははっきり答えた。


その言葉に、グリンディアの心が温かくなり、顔がほてった。

「そっか…そっかそっか…♪」


彼女はオズワルドの背中に顔を埋め、小さく呟いた。

(オズはワシに恋してるのか…そっかそっか…♪)



二人の間に、優しい夕陽が差し込んでいた。

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