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最後に


 本エッセイの中で、合計16の江戸川乱歩作品を紹介してきました。

 意外とたくさん紹介したな……と振り返って思いますが、本当はこれでも足りないくらい、魅力的な乱歩作品がまだまだあります。このエッセイはあくまでもきっかけとして、少しでも多くの方が江戸川乱歩の世界に足を踏み入れ、その世界を心行くまで楽しんでくれたら幸いです。


 最近、文豪たちの人となりや作品を紹介した書籍を読む機会が多いのですが、その中でも乱歩先生は独特の立ち位置といいますか、いわゆるよく想像される「文豪」(芥川龍之介や太宰治など)とはまた違ったジャンルに位置付けられている作家だなと思います。それだけ、唯一無二感が強い印象です。

 江戸川乱歩だけでなく、文豪と呼ばれる人たちは本当に不思議な魅力にあふれた方が多いですよね。その作品のみならず、作家自身の人となりや生き様までもが書籍で詳しく取り上げられるというのは、その作家自身もひとつの作品みたいになっているのかな、と考えます。もちろん、現代で活躍する多数の作家方も魅力的な人たちが多いでしょう。ただ、数十年や百年近くを経てもなお色褪せない作品や作家の魅力というのも、日本人ならぜひ一度は触れてみてほしいと思うところです。


 終始余談が多かったですが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

 以降、エッセイを書くということもほとんどないでしょうが、またこうして積もり積もるものがあったときには、この分野で筆をとってみるのも良いですね。

 

 最後に、江戸川乱歩先生の有名なあの言葉で締めたいと思います。

 乱歩の築き上げた夢の世界が、永久に多くの読み手に語り継がれますように。



  ――うつし世はゆめ 夜の夢こそまこと――

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