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福田カタルシス  作者: 田中健司
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 帰ったらいつも言われる。


 「ちゃんと勉強しなさいよ!」


 「分かってるよ」


 母からの注意に答えつつ、部屋の端にある勉強机に座った。


 卓上のデスクライトを点灯させつつ考える。


 果たして勉強することに意味はあるのだろうか。


 生まれてから高校生になった今まで親の言いなりになって勉強してきたのだが、最近になって15年間続けてきたことに疑問を抱くようになった。


 夢も特技も好きなこともなく、唯一できるのは勉強。


 勉強は楽だ。ただ覚えるだけ。


 毎回定期テストでは全教科満点を取っており、家に帰ったら親に勉強しろと言われ、他にやることもなく生活の大半を勉強で過ごしている。


 友達はいない。


 みんなはオレが毎日勉強で忙しいと思ってるのだろうか、それともただ気持ち悪くて近づかないのか。


 周りからはこの才能を妬まれることもあるが、やりたくてやってるわけでもなく、むしろゲームでもなんでも好きなことに没頭できる人間は、勉強が多少できるオレよりもよっぽど価値があると思う。


 しかし、そんなことを考えたところで現状は何も変わらないと感じ、親の奴隷のごとく勉強に励んだ。

 

 

 

 



 

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