ババアと、その孫
フリーザと僕みたいな感じだわ
僕はこの前有給をとり、故郷に帰った。そこに待ち受けていたのは、小さな頃から僕をかわいがってくれてるフリをしている、イボのついたおばあちゃんだった!
この物語は実話である。
おばあちゃんの家に着いたのは午後4時30頃。おばあちゃんは夕飯の支度をしていた。
ババア
「お帰りサダコレくん、久しぶりだなぁ!今日は何が食べたい?なんでも好きなもんを言いんさい!」
これは小さい頃から聞いている言葉だ。僕は言う。
「久しぶりにハンバーグとお寿司食べたいかな〜。」
ババア
「それは買ってないよ。買ってあるのでいいんさい!!」
(なら聞くなっ!)
結局メニューはステーキとサイコロステーキに決まっていた。
ババア
「サダコレくん、ステーキのソースはかけてから焼くがええか?それとも皿にもってからかけるがええか?」
僕
「皿にもってからがええんじゃない?うん、そうしようやおばあちゃん!」
ババア
「サダコレくんは、よ〜知ってるからな〜」
僕
「そんなことないで〜」
そしておじいちゃんと楽しく会話をし、テレビで阪神対巨人を見ている時だった。
「ジュッワーーッ!!」
おばあちゃんはソースを早くも入れていた。
僕
「いやいや、おばあちゃん!入れたらいけんって話ししたがんっ!」
ババア
「やっぱいけんかったかサダコレくん?」
僕
「うん。え?いや、話しして決めたがん?
じゃあなんで聞いたん?」
ババア
「へへへ〜」 僕は殺意というものが心の中でわいてくるのを必死で抑えた。
僕
「おばあちゃん〜、次のサイコロステーキは頼むで〜」
ババア
「わかっとるよ〜。ちゃんとやるよサダコレくん!」 おばあちゃんと僕の長い戦いの幕が開けた。
次回に続く!
フリーザにはかなわんよ