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生きているって素晴らしい  作者: しろいぬ
1/1

よし!とりあえず死のう!

あほが書いたものなので


読むことはあまりお勧めしません


『ジャー投稿するなよ』とか思うけど


まぁ、本当にやることがないときにでも読んでみてください。

どうして自分は今、こんなところに立っているのだろう


下を見てみる


学校の校庭が見える。


20メートルくらいは下に校庭が見える。


自分は今学校の屋上にいて、しかも落下防止用のフェンスを越え。

今まさに、飛び降りようとしている。


どうして自分は今、こんなことをしようとしているのだろう?


自分に問いかけてみた


『それはもちろん死ぬためだ』私はそう答えた


だけど、そうすると一つ疑問が生まれる


だからもう一度自分に問いかけた


『数ある自殺方法の中で、どうして飛び降り自殺を選んだの?』


自殺といっても色々あるだろう


リストカットでも良かったのでは?


川や池の中に飛び込んでも良かったのでは?


睡眠薬を大量摂取しても、自動車や電車に身を投げてもよかった


そんな数々ある自殺方法の中で、どうして自分は飛び降り自殺を選んだのか、自分に問いかけてみた


私はこう答えた


『無関係の人に殺人の罪を負わせず、かつ、飛べばもう止まらないから』


身投げは苦しくなって途中でやめてしまうかもしれない


車や電車だと、引いた相手に余計なものを背負わせてしまう


なら、薬やリストカットでよいのではないか?


、、、いいわけがない。それらの方法ではダメな気がする。


いいや。絶対にダメだ。私の中の何かがそう答える。


その理由はきっと、私の今までの人生の中にある


そもそも、なぜ私が今、自殺をしようとしているのか


仕方のないことなのだ。こうせずにはいられないのだ。


自分は学校でひどいいじめを、、、受けていたわけではない


事故で両親をなくしてしまい天涯孤独の身、、、になったわけでもない


恋人に振られたわけでも、親友に絶交されたわけでも


殺人などの取り返しのつかないことをしてしまったわけでもない


もし、自分以外の誰かが自分のこれまでの人生を見ていたものがいれば


あるいはもし、自分以外のやつが、自分の人生を追体験でもしたのなら


おそらく皆は『幸せな人生』と評価するだろう。


自分は、どちらかというと裕福な家に生まれた


貧乏で明日の食事に困ることなく、逆に上流階級みたいな面倒ごとのない


それでいて、少し贅沢ができる程度の、平穏な家庭


親同士の中も良く、可愛い妹とペットの犬がいた


まず、家庭環境は最高と言えるだろう


そして、自分は友人関係にも恵まれていた。


お調子者で、周りを笑わせるのが得意な和馬


おしとやかでお菓子作りが得意な静香


少し乱暴なところがあるが情に厚い頼れる男の健斗


少し腐ってるが博識で話の合う春香


ほかにもたくさん、なぜか自分の周りには友達がいた


本当に恵まれていた。


何一つ不自由はなかった。


客観的に見れば自分は幸せ者なのだろう。


実際、自分自身、自分は幸せ者だと考えているのだから。


本当、なぜ自分のようなものがこんなにも恵まれているのだろうか?


これほどの満ち足りた人生を送っておきながら今まで


【一度たりとも幸せを感じたことがない】自分なんかが、、、


いかん、脱線しだした。


今は、どうして自分が自殺を図っているのかを思い返さなくば。


命は一つしかないのだ、思い違いで死んではだめだ


しっかりと考え見定め実行しなくては、、、


命というのは、そうやすやすと落としていいものではないのだから。


まずはきっかけだ。


自分が自殺を図りだしたきっかけを思い返すのだ


そう、あれは半年前の出来事。


あの日から、自分の中でとても大きな変化が起きたのだ


半年前、自分は一度死にかけた


横断歩行を渡っていた私に、車が突っ込んできたのだ


どうやら、運転しながら携帯をいじっていて前を見ていなかったようだ。


まぁ、あそこの通りはほとんど人が通らないし、油断してたんだろう


おかげさまで10メートルくらいは吹っ飛ばされたけど


運転手の女性は逃げずに、自分に駆けつけ救急車を呼んでくれた


病院に運ばれ、手術を受け、自分はギリギリ生き残ることができた


生死をさまよい、せっかく生きろ凝ることができなのに


なぜ自分はもう一度死のうとしているのか?


仕方がないのだ


車にひかれたとき、体に激しい衝撃が走った


それは今までに感じたことのない感覚だった


今まで、けがをしたことはたくさんある。


その時は『痛いな』で終わった


だけど、この衝撃は、この痛みはそれだけでは終わらない


体の中の何かを失っていく感覚。


今まで感じることのなかった、でも確かに体の中にあるもの。


それがごっそりとその衝撃に削られる感覚。


アスファルトに激突しまたも、体の何かが削られる


そして、今まで削られていた何かが


体の中から、徐々に徐々に失われていく感覚


そして、唐突に理解する


自分は今死に近づいていっていると、


それを理解したとき自分の中で二つの感情が大きく膨れ上がっていく


一つは恐怖


自分の中の生物としての感情が死を恐れ逃れようとしている


ふと、頭の中に何かが映し出されていく


それは自分の今までの人生


家族との思い出、友人との思い出、学校での出来事、子供のころから今までの思い出が


これがいわゆる走馬燈というやつ


過去の出来事から今生き残るために必要な情報を、必死に探し出す


人間の生存機構


ああ、もう自分はそこまでしないと生き残れないくらい


今まさに死にそうになったいるのだとさらに理解する


そして、


さらに膨れ上がっていくもう一つの感情


その感情は今まで感じていた恐怖がどうでもよくなっていくくらいに


どんどん大きく膨れ上がっていく。


その感情を、自分は今まで感じたことはなかった。


だが、自分は理解した、理解できた、理解してしまった。


本当なら今この場に似つかわしくない感情


こんなにも幸せな人生を送っていて、それでも抱くことのなかった


自分には備わっていなかったと思っていたその感情


その感情の名は『喜び』


なんと、罰当たりなんだろうと自分でも考える


だけど、感情に、自分に噓をつくことはできない


今まさに死に近づいているというのに、自分は喜んでいる


いや、死に近づいていること自体に、自分は幸せを感じてしまっている


そう、あの日あの時自分は初めて『幸せ』になったのだ


死ぬ目にあいながら、自分を殺しそうになった相手に心の底から感謝してしまった


いいや、今でも感謝している


彼女は自分の恩人だと、友人よりも家族よりも愛おしいと


自分はそう思ってしまったのだ


そして、その事故が起きてから、自分に変化があった


今まで何も感じなかった幸せを感じることができるようになった


楽しい話を聞いて、面白いと感じられた


ニュースの犯罪者に、怒りを感じられた


おいしそうなものを見て食べたいとか思ったり


恋人がイチャイチャするのを見て羨ましく、、、はならなかったな


とにかく、あの事故以来、自分はついに感情というものを得たのだ


実に幸せだった


自分はついに幸福を得たのだ。


だけどその幸福は、、、3か月しか持たなかった


事故からひと月は幸せだった


しかし、二月目からはその幸せが少しずつ小さくなってきた


そして、事故から3か月、、自分はまた、何も感じなくなった


そうして、自分はまた何も感じない日々を過ごした


しかし、一度幸せを味わってしまった自分は


何も感じないことに苦痛を感じるようになった


いや、苦痛を感じるように心掛けた


この苦痛すらなくなってしまった時


自分は本当の意味であの日々に逆戻りなのである


そうして数か月、苦痛だけを感じる日々を少し


そして、今


『とうとう、苦痛すら感じなくなってしまったな』


自分が自殺をする経緯を思い返し


自分はそうつぶやいた


あぁ、やはり、間違ってはなかったんだな


こうして思い返してみたが、やはり


飛び降りるしかないと思った


自分の幸せを取り戻すために、やはり自分は死ぬしかないのだ


自分が幸せを感じられるようになったのは、疑いようもなくあの事故のおかげだ


それならば、もう一度死にかければあの日々を取り戻せるかもしれない


、、、違うな。


確かにあの後の三か月間は幸せだった


だが、それよりも


自分はあの、死ぬ瞬間こそが、何よりも幸せを感じていたのだ


そうだ、自分はずっと焦がれていた


車が自分にぶつかったときの、あの衝撃が


全身に駆け巡る、あの激しい痛みが


そして、どんどんと体の中から命がなくなっていくあの感覚が


どうしても忘れられなかった。


忘れられるわけがなかったんだ


今も、確実に自分を殺すことのできる眼下を見ながら


興奮を抑えることができなくなっている


鉄仮面とまで言われた自分の顔が今


きっと、最高の笑顔を作っている


だけど、まだだ。


今自分は命を懸けている


命を懸けて、幸せになろうとしている


決して命を捨てたいわけではないのだ


命とは尊く、かけがいのないもので、だから自分は


最高に幸せにならないといけないのだから



さぁ、準備はできた


体の感覚を研ぎ澄ませて、痛みを感じる用意が


どんな衝撃にも気絶せず最後まで感じ取る心構えが


自分は重心を前に倒した


それだけで地面に向かって落下していく自分の体


あと数メートル、


高揚していく心


生物に備わっている、生への強い渇望が


唐突に、また理解する


そうか、自分は死を感じることでしか、自分が生きていると感じられないのだと


自分はさらに目を見開く


この脳に自分の最後の光景をしっかりと焼き付けるために


そのおかげで自分は見逃さずに済んだ


あと数センチ地面に突撃する


その時


目の前に、空間に、自分を飲み込めるくらい大きな亀裂が、、、



勢いで書いちゃったし


投稿遅いか速攻で失踪します


なので、続きがあるかは期待しないでください



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