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END of the WORLD  作者: 犬兎
2/2

お祭り騒ぎ

戦争への経緯と国内の様子を少し書いてみました。



短いですが更新スパンを早く、そして、読みやすく、していこうと思います。


設定は濃く、でも読みやすく。それができたらなと思います。



感想、批評お待ちしてます!

@kaz07251にも!

2098年8月16日に始まったこの第二次太平洋戦争は2102年4月現在にいたるまで交戦中だ。


4年に渡る長期戦は未だ終わりが見えない。


しかし、日本国は進化した食料受給システム「AEMSイームス」により食糧難になる事なく生活していた。


Auto Eating Management Systemの略であるAEMSは、土中や海水で栽培された特殊食料を即時加工即時運搬し家庭に分配するシステムで、カロリー計算や必要栄養素を含んだ加工食品だ。


これにより日本では一部の高級料理店を除き、手料理は皆無。戦中のため、嫌でもこの国からの配給を受けざるを得なく、現在では国内全てにパイプラインが敷かれた。


近隣国家の中華人民共和国、大韓民国の脅威は、日本の高度経済成長によりほぼ消え去ったと言っても過言ではなかった。


農地は、基地や発電所に変わったが、国民の生活はあまり変わらなかった。それほどまでに日本の国力は増強されていた。





【END of the WORLD】





「おい、聞いたか!」

「大和艦載機のZERO-1がアメ公のハルバードをぶった切ったって話か?」

「そうさあ!流石、エリートCチャーリーは違うぜ!」


「新兵器使ったんだって!」


「R-208Xっていうらしいよ」


「神風カックイイ!」



昨日の日本海軍神風特別攻撃隊戦艦大和配属・大和艦載機ZERO1型・第3攻撃隊Cチャーリーが新アメリカ合衆国の大型戦艦ハルバードを破ったというニュースは瞬く間に広められた。

街はお祭り騒ぎとなっていた。


「君の活躍でまた国民が喜んだな」

「いえ、そんなことは……」

「そう謙遜するな大尉、君の活躍は最早歴然だ」

「ゼロなら負けません中佐。それに昨日の兵装はR型でした。大和が引きつけてくれたおかげで敵の艦載機も出てきませんでしたし」

「それはそれだ、大尉」

「恐縮です」


街のメインストリートを走る軍用車。

帰港した戦艦大和の搭乗員が基地に帰ろうとしていた。



「大尉。疲れているだろうが帰還したら本部長に報告に行かねばならない」

「ええ、承知しております中佐。Cの部隊長ですから、このくらいは問題ありません」

「うむ、無用な気遣いだったな」


停車すると運転手である二等兵が扉を開け、敬礼した。

軽く敬礼を返しながら久々の土を踏む。

「行きましょう中佐」

「うむ」

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