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異世界で新たな人生を  作者: ミト
幼少期
4/45

自己紹介

 ベリーさんが持ってきてくれた今日の朝食は、野菜を柔らかく煮込んだスープと、少し赤っぽいパン。ちなみに、パンはこの色が当たり前のようで、味に問題はない。美味しい。

 これだけだけど、朝から沢山食べる必要もないし、ぶっちゃけそんなに食べれない。

 まあそれはさておき。

 さて、えーと、まずは私の名前から言おう。

 私の名前はメルティア。他の人たちにはメルって呼ばれてる。苗字は孤児なのでない。別に困らないし。

 元の……っていうか前世での名前は林崎春香だった。

 パッと見、この世界は元いた世界よりは機械が発達してないし、文字や言葉もまったく違う。ただいくつかおかしな点はあるけど。

 異世界なので当然、言葉も常識も違う。けれど適応力と赤ん坊の記憶力って凄い。この国の言葉も食っちゃ寝てを繰り返す間に、不自由なく使えるようになった。常識は……まあ元の世界と共通する部分は受け入れられた。ただ、それ以外にはまだ違和感が付きまとってるけど。

 今のところ、新しい体に、文句は一つしかない。

 前世で死んでしまったのは仕方がない。記憶を持ったまま新しい体を得たのはラッキーとしよう。

 けれど。

 けれど!

 どーしてまた体が弱いのかなあ?

 もちろん、マシな点はいくつかある。以前みたいに、心臓が弱いというほどではない。それでも季節の変わり目には体調崩すし、他の子達よりは病気になりやすく、体力も少ない。

 だけど、それをどうにか出来る方法は、無いわけではない。

 今生の世界と、前世の世界では、決定的に違うことが、一つある。

 前世では、科学の発展した国に住んでいたけど、こっちの世界ではむしろ、科学よりも魔法が発達している。

 魔法は元の世界でも、フィクションながら概念だけはあった。私もその手の小説、漫画、ゲームetc……は記憶している。

 詳しい使い方はまだよく調べてないけど、魔法っていうなら、こう……体のあちこちを強化出来たりする魔法もあるんじゃないかな?って最初に魔法の存在を知った時に思ったことが、それ。

 そういった魔法で体中を強化したり、免疫機能を強くしたら、結構改善されるんじゃないかと期待中。まだ確証はないけどね。幸運なことに、何故かその……魔法を使うために必要な魔力? に秀でた種族に生まれ変わっていたので、魔法を扱うことは出来る、はず。

 ただし、中身はどうあれ体はまだ四歳の幼児。昔の体でもあれだけもったんだから、まだまだ焦らなくても時間はある。魔法以外の方法でも、体を鍛えることは出来る。幸いと言ったらなんだけど、空気や環境は、こっちの方が断然いい。

 目指せ! 今度こそ長生き健康生活!

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