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神のせいでクソみたいな人生を送った俺が神を絶望させるために共に人生をやり直す話  作者: 焼肉


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始動

この作品を見つけてくださりありがとうございます

この作品は、神のミスによって不幸な人生を送ることになった主人公が、自分の人生をめちゃくちゃにした神を絶望させるため、もう一度人生をやり直す物語です。

人生をやり直すチャンスを与えられた主人公が選んだのは、普通なら誰もが望むようなお金や才能ではなく、神自身を巻き込んだとんでもない条件でした。

果たして主人公は、自分が味わった絶望を神に思い知らせることができるのか?

そして、やり直しの先に待ち受けるものとは?

ぜひ最後まで読んでいただけるとうれしいです!

なんでこんな人生を歩んでいるんだ?

誰がこんな人生にしてくれと頼んだ?

本当にクソみたいな人生だ。

住んでいる部屋はゴミが溢れて足の踏み場もない。自分を安心させるためだけに買った参考書が机を占拠している。

学校に馴染めず 不登校気味。

冴えない見た目だけでなく頭も悪くて何をやっても上手く行かない。

そんな現実に耐えられずに 自傷行為や酒、タバコに頼り、つかの間の現実逃避をするしかない。

その結果、自分に強い失望感を抱き常に運命を呪っている。

自分が立てた高偏差値の大学合格という大きすぎ る目標に押しつぶされている毎日だが将来の夢のためにそれからも逃げられない。

強い閉塞感 、誰に言っても流されるという諦め、

分かって欲しいのに分かられたくもない複雑な気持ち 。

なんなんだよ

もうたくさんだ

生きていたらなんとかなるって言うけどそんなの成功者のセリフだ。少なくとも俺みたいな負け犬には当てはまらない。

何のために生きてるんだ?

もう分からない。

なんで俺だけ、いつも俺だけ

どうして? 理由を考えることすらまともにできない。

……もう……いいや

こんな人生あったって意味ないわ。

ちょうど近くに高いビルあったし、そこでいいか。

そうして俺は10階建てのビルの屋上にいる。

高いなあ、でもこれで終わるんだ。

真っ暗な背景。そこに足を伸ばした瞬間終わるんだ。

そうして俺は迷わず足を踏み出した。

ああ終わるんだ。やっと。

俺には安心感に近い何かがあった。


…………痛い。全身に割れるような痛みが走っている。それに呼吸もしにくい

ん?俺はたしか屋上から飛び降りて、それから……あれ?どうなってるんだ?死んだはずじゃ?

俺は混乱していた。たしかに飛び降りたからだ。しかも安心感に近いなにかを感じながら。

そんなことを思っていると、見知らぬなにかが目の前にやって来た。

「君が後藤一くん?」

少し歳上に見える女性が話しかけてきた。

俺は混乱した。

なんで俺の名前を知ってる?そもそも誰なんだ?

「なんで自分の名前を知ってるんだ?って思ったでしょ?」

「は?」俺はさらに混乱した。

「だってあたし神だもん。君が考えてることなんてバレバレ」

「は?神?な、なんで?」

「混乱してるとこ申し訳ないけどさ、謝らないといけないことあるんだよね」

「な、なんだよ」

「知らないと思うから教えるけどさ、君たちの人生ってあたしたち神が作ってるんだよね。」

「それで、謝らないといけないことってなんだよ?」

「いやさ、ほんと申し訳ないんだけどさ、あたしが君の人生作る時になんかミスっちゃったみたいでさ」

「は?ミス?」

「そーそー。ミスったんだよね。本当は不幸と幸運がいい感じになるようにするはずがさぁ、君の人生作る時は全部不幸になるように作っちゃったんだよね。そりゃ何やっても上手く行かないわけだ。」

「はぁ?俺の人生見てたのか?」

「そりゃそーじゃん。やばいなーと思って見てたんだよ。全ステータスが最悪ときたもんだからさ、心配だったんだよね。」

こいつのせいで?こんなふざけた奴のせいで俺の人生はめちゃくちゃだったのか?死ぬしかなかったのか?

俺の感情はとっくに混乱から怒りに変わっていた。

「お前ふざけてんのか?俺がこんなに苦しんだのに?それが分からないのか?」

「急にどうした?そんな怒っちゃってさー。そりゃさ、ミスったのはあたしだけどさぁ。そんな怒らなくても良くない?別にバカにしてる訳じゃないし。人生ってただのデータじゃん。」

こいつ……俺を煽ったり、バカにしてるんじゃなくて本当に何で苦しいか分からないのか……

「何言ってるんだよお前。あんな人生送らさせられて、死ぬしかなくて……怒らない方が無理だろ!」

「もーいいじゃん。終わったことなんだし。

それでさ、頼みたいことはね、君にもう1回人生をやり直してもらうことなんだ!」

「あのクソみたいな人生をか?嫌に決まってるだろ!誰があんな人生やり直したいって思うんだよ。」

「違う違う。お詫びも兼ねてさ、君の好きな条件でやり直してもらうってことだよ。」

「どういうことだ?」

「そのまんまの意味だよ……ってやばい!」

「はあ?どうしたんだよ」

「今はまずい。後で話すからここで待ってて」

奴はそう言いどこかに消えていった。

30分後。

「ごめんごめん またせたね」

「一体なんなんだよ」

「あたしたち神をまとめてる長ってのがいるんだけどさ、人間が死ぬと長が来てその人の人生が正しく設計されていたか確認してくるんだよね。

それで……」

「俺の人生を作る時にミスしたのをその長ってやつにバレたくないんだな」

「まぁそうなるね」

「なんで真剣に謝らないんだ?まじでふざけてるだろ」

「だからふざけてないってー

それよりさっき言った生き返りの話なんだけどさ、さっさと済ませちゃいたいんだよね。

もうやっちゃっていい?」

「ダメに決まって……」

いや、どれだけ断ったところであいつは折れてくれない。

それなら精一杯嫌がらせしてやろう。

俺が感じた絶望をあいつに味あわせてやる。

俺があいつを絶望させてやる。

自分の中に黒い感情が渦巻いて行くのが分かった。

「さっさとやれ」

「お!乗り気だね

じゃあ、生き返りの説明をするね」

「早くしろ」

「もー 急かさないでよ

簡単に言うと、生き返りを決めた瞬間から一番早く死んだ人に乗り移る感じかな。でもちょっと複雑なのよね。見た目も声も全て今の君のまま乗り移るんだけど、周りの人達は乗り移った君のことを元の人と認識する。いわゆる錯覚だね。そして元の人の顔とか声の情報は消えちゃうってこと。乗り移り先の人が人気者だったら君も人気者だよ、楽しみだね!説明は終わり。これでわかった?」

「ちょっと待て」

「ん?どうした?」

「さっき好きな条件でやり直せると言ってたな

その条件はいつ決められるんだ?」

「そうだったそうだった。忘れてたよー

まぁまぁそんな怒らないで。

最強の身体はデフォルトでつけるとして、他は何がいい?大量のお金?可愛い彼女?圧倒的な学力?なんでも頼んでよ!」

やっとこの時が来た。こいつが嫌がりそうな願い事なんてとっくに考えてある

自分の見た目の悪さを使う。この見た目の悪さが今になって役立つとは。

「じゃあお前、俺の彼女になれ」

別にこいつのことが好きな訳じゃない。むしろ大嫌いだ。俺みたいな見た目が悪いやつと付き合ってるって周りに知られるなんて何よりも辛いだろう。

「へ?」

「何回も言わせるな、俺の彼女になれ」

「いや、ち、ちょっと待ってよ」

「待つわけないだろ」

「そ、それ以外!それ以外ならなんでもいいから!あたし神の仕事あるし!」

「じゃあ長を呼べよ。全部話してやる」

「そ、それはさーちょっと違うじゃん……」

「違わねえよ。これ以上なんか言ったらここで思いっきり叫ぶからな」

「や、やめてよ……長に聞かれちゃうじゃん……」

こいつ……さっきまでと打って変わって泣いてやがる。

「それならさーなんて答えた方がいいのかぐらいわかるよね?」

「わ、わかったよ。だ、だから叫ばないで!」

「決定だな」

「……それならあたしの人間名決めてよ

この名前じゃ人間界行けないから」

「お前の名前なんだよ」

「ミカエラ」

「ミカエラかー」

こいつが嫌がりそうな名前。とにかくダサくしてやろう。

そこで考えたのが、ミカエラの全ての文字を漢字にすることだ。要するに当て字。

「それなら、お前は今日から診蚊映羅だ」

「診蚊映羅……も、もう少し可愛い名前とかさ、神っぽい名前にするってことはできるかな?」

「俺がさっきなんて言ったか忘れたのか?」

「わかってる、わかってるよ……

私は今日から診蚊映羅……受け入れるよ……

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

新連載ということで、これまで以上に張り切って書いています。

今回は主人公と神の出会い、そして人生のやり直しを描きました。

人生をめちゃくちゃにされた主人公が、これからどんな方法で神に仕返しをしていくのか、ぜひ見ていただけるとうれしいです!

感想や評価などもお待ちしています!

これからもどうかよろしくお願いします!

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