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ホットケーキ乱舞

作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ

 敵はお洒落なパンケーキだった。

『カフェ』とかいう言葉が似合いそうな容姿だ。頭の上に生クリームを載せて、すました顔で俺を挑発している。


 俺は昭和の香り漂うホットケーキだ。

 日本のみの呼び名! 俺こそが日本男児!


 しかし世界中にその名を轟かすパンケーキは、そんな俺を見下すように、上から目線で言った。


「キミは時代遅れだ。しかもガラパゴススイーツ──略してガラスィーだ。昭和の台所で主婦にでも焼かれてるのがお似合いだ」


 俺は答えた。

「ほっとけ!」


「ほっとけ!」


「ほっとけー……」


 目をカッ! と見開き、叫んだ。


「ホットケーキ乱舞!」


 いきなりの超必殺技だ。

 バターとメープルシロップを迸らせながら突進し、ヤツの全身にあり得ないほどの優しい温度でホットケーキを叩き込む!


「ホットケケケケケケケケケケケケケケ!!!」


「あびぶぶぶぶぶぶぶぶぶ!!!」


 まるで俺の拳に吸い付くようにパンケーキが俺の連打を喰らいながら、断末魔をあげる。

 まるで『あしたのジョー』で韓国人ボクサー、キム・ヨンピルが繰り出した超必殺技『チョムチョム』のごとく、しなやかなパンケーキは俺の拳にくっついた。

 パンパンパンパンと快い音がキッチンに響いた。


 パンパンパンパン!


 パンケーキ!


 俺は膝をついた。


「フッ……。負けたよ」


 潔く負けを認めた俺は白い灰になった。





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― 新着の感想 ―
ホットケーキのほうがかっこいい!ホットケーキのほうが可愛い!ホットケーキが正義!
ホットケーキの事を我が家では何故かフライパンと呼んでいたな。全く関係がないが。
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