幕間 皆の希望、皆の夢
「……ガルドさん」
「おう、どうした」
「私たち、大分旅をしてきたね」
「そうだな」
「8つの試練を全て越えたものは、何でも願いが叶う」
「ああ」
「ガルドさんの望みは、自分を追放したメンバーを
見返すこと」
「そうだったけどな、今は変わった」
「変わった?」
「ゼクス達を捕まえた時に感じたんだ。
あいつらの奥に、もっと悪い奴がいるって。
そいつを絶対にぶっ飛ばしてやる。
それから珠の力で、世界を平和にする」
「平和にする、ってどういうこと?」
「そりゃわかんねぇ。でも何でも願いを
叶えてくれるなら、きっと平和になるだろ」
「ふふ、ガルドさんらしいね。あっ、リリス」
「どうしたの?」
「リリスの願いは、完全に炎を制御できる力」
「うーん、今は違うかな」
「変わったの?」
「力は欲しい。でもそれは魔力を制御とか、
そんな話じゃなくなった」
「うん」
「私は炎のガーディアンとして、ツツジ様を支え
る。ヤーパを守る。そのための力……いや、違うわね」
「……」
「そんな理想の自分をずっと追い求められます
ように、って願うかな。ふふ、ヘンね」
「変じゃないよ」
「ありがと。あなたは?」
え?私?
私は、冒険にでてみたかった。
世界を見てみたかった。
望みなんて、考えてなかった。
私は、どうしたいんだろう?




