第19話 その後
俺はその後、目が覚めると冥界ではなく天界にいた。
「まさかあなたが本当に魔王を倒すとは思いませんでしたよ..」
そう失礼なことを言って彼女は俺を出迎えた。
「あの魔王そんな悪いヤツには見えなかったけど倒してよかったのか?」
俺がそう聞くと彼女は平然と答えた。
「あの魔王は人間をあまり殺しはしませんでしたね。奴隷として使う予定があるので」
彼女の話によると魔王は今までの奴らと違い人間を滅ぼすのではなく一生支配して奴隷のような生活をさせようと考えていたらしい。
....確かに一瞬で人間を滅ぼす魔王より考え方によっては凶悪かもしれない。
「そう言えば彼女、あなたを慕っている子はどうするんですか?仕方なく一緒に送ってあげてもいいですよ?」
そう彼女は微笑んで聞いてくる。俺はそれに対して答えた。
「確かに一緒に居たい気持ちもあるけどやめておくよ。俺は初恋を失敗で終えたくないんだ。
......一生このまま良い思い出として受け取っておくよ!」
俺はそう言った。
彼女はそれに対して笑って言った。
「貴方は普段は頭がおかしいのにこういう時だけはビビりなんですね......
分かりました!あなたを今から地球に帰します」
そう言って彼女は呪文を唱え始める。
...俺は異世界であったことを思い出す。
それから呪文が唱え終わると俺の身体は光に包まれた。
...じゃあなみんな。
俺は目が覚めると地球に帰ってきていた。
...俺は体を見る。
どうやら流石の魔剣も世界を超えては着いてこなかったようだ。
俺は異世界での思い出を振り返りながら、これからどうするか考える。
俺はそうやって横断歩道を歩いていると気づく。
そして、俺は横から突っ込んでくるトラックを見て心の中で唱える。
......自爆...と。




