彼女との約束
「「こんな日は彼女の事を思い出す。」」
「ん?なかなかに詩的な表現だねぇ、キモイよ。」
なるほど、彼女にとって俺はキモイらしい。
「しかたないだろ。思い出しちまうんだから。」
「良くもまぁ、そんな事が言えるねぇ。君が悪いのに。」
「うっ。」
「せっかくの休みなのになぁー。」
「つーかっ!お前も悪いだろ?」
「よっと!まぁ、それも一利あるねぇ。」
「むぐうっ。お前、重いから乗るなよ!」
「ひどいなぁー。私女の子だよ?」
「まーた、腹に肉が付いたんじゃないのか?」
あっ!やべっ!そう思った時には遅かった。
「付いたのはお腹じゃなくて、胸だよっ!こんにゃろ!」
たくさん叩かれて背中が痛い。
「磊落な性格になって欲しいね、君には。」
「別にいいでしょ!ほら、手止まってるよ。」
「んっ!やべっ!」
「気を付けてよね。またやるのは大変なんだから。」
「よかったねぇー。私が居て。感謝と謝罪は?」
「うっ!ありがとうございます。すいませんでした。」
「仕方ないなぁ。ふっふっふー。」
よかった、ちょろくて。
「うーん!疲れたぁ。」
「悪いな。消したセーブの復元に付き合わせて。」
正しくは、お前が消したがつくけどなっ!
「しかし、時間かかるねぇ。っ!にしっしー」
「とぉっ!」
「のわっ!お前いきなり膝に乗るなよ!前が見えん!」
「やっぱり、ここが落ち着くねぇ」
「くっそー!前見づらいから降りろ!」
「そっかー。じゃあ、膝枕だねっ!」
「くっ!じゃあそれで良いよ!だたし邪魔すんなよ!」
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「だーっ!やっと終わったー!」
「良くやった!褒めて遣わす。」
「っ!」
二人は縦になってキスをした