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2年生

俺らは2年生になった。


この学校はクラス替えは1、3、5年生のときしかない。だから、2年間同じクラス。クラス替えがないと特に去年と変わらない。裕太と真理咲は同じだか、あーちゃんはいない。担任も同じだしね。



こうして、特に去年と変わらない毎日を過ごしていた。



たしか、6月のはじめ、梅雨の始まる頃だった気がする。


教育熱心な母さんは俺をピアノ教室に通わせはじめた。


母さんは小さい頃からピアノを習っていて、そこそこうまかったらしく、コンクールとかで優勝してたらしい。そのため、母さんは割と、ピアノに思い入れがあって、俺が生まれたときは家にピアノがあった。普段からピアノを目にしていた俺はピアノを弾くことを特に嫌に思わず、また、母さんの言うことは絶対!だったので、当たり前のようにピアノを始めた。


驚くことに、そのピアノ教室にはあーちゃんがいた。


やりよったな、母さん。あえて、同じピアノ教室にしましたな。


あーちゃんとはやっぱり、クラスが違うと会わなかった。その上、俺は母さんの英才教育によって忙しかったし。


あーちゃんは2歳からピアノを始めた。小学校2年生となれば、もう結構やっていて、ピアノのコンクールでは全国大会とかいっていて、ピアノ界では有名人だったらしい。


あーちゃんのレッスンは俺の前の時間帯だったからあーちゃんの演奏をいつも聴いていた。

初めて聴いたときは裕太のサッカーのときと同じくらいすごい!って思った。さすがピアノ界の有名人。



俺はピアノを始めたから、1週間のうち5日は埋まってしまった。でも、空いてる日はいつもの公園で裕太と真理咲とサッカーをしていた。

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