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しずくは血の涙を流している
しずくは強い娘よ。
しずくは絶対強い娘よ。
だから、もっと強くなりなさい。
だから守ってあげて皆さんを。
お願いしずく。
しずく。
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そうである。私はサムライを目指していった。
そうである。そうである。
しずくは、思った。
私の血がもっと綺麗なら、血を汚したくない。
だから強く生きたい。だから、もぅと闘わないと生きていけないから、将来看護師やお医者さんになって。
本当に血が綺麗なら血の力をもっと有効活用できないかな?
しずくは考えた血を汚すなら、血の力を高めて、美味しいごはんを食べて元気になって。
ならばどうする?
空間からしずくのご飯を抜き出して、食べた。
そして一人の女の子を救い出した。




