70話 決戦 2
お久しぶりです。超お久しぶりです。更新できました。ではどうぞ。改稿作業中2022/08/20
しずくは燐火を抱えていた。
そして迷路のような通路を歩く間に燐火が目を覚ました。
「あんた……!! なんで……」
「あなたは騙されているから助けたのよ」
「騙されている……確かにそうかもしれない」
「そうでしょ。こんなところに学生がいるなんて」
「あなたはなんでここに?」
「ある少女が拉致監禁されているし巨悪がこの塔の上にいるの」
「巨悪……なんだか面白そう」
「まさかあなた目的を変えるつもり?」
そう言うと燐火が自分の足で立ち上がり、歩き出した。
そしてしずくに握手を求め自己紹介した。
「私は霧生燐火……あなたは?」
「朱家しずくよ……あなたは戦闘要員のアルバイトなんじゃないの?」
「そんなのどうでもいいし正義の味方の方が楽しい」
燐火は興味があることはとことんつきつめるタイプのようだ。
でもやる気がないとなかなか遊ばない。
それでも遊ぶことは死ぬほど好きだ。
遊びすぎて死んだなそれはそれでもちろんダメだが。
っだから休憩するのだ。
休憩時間は大切だよみんな……
そんな野菜の呼びかけを聞いて皆が飲むものこれなんだろね?
スムージーみたいな野菜ジュースだよ☆☆☆
とまあ誰でも知っている裏技を教える恋歌じゃなくて燐火じゃなくてレンカちゃんが、私に見せてくれたおもちゃは石のおもちゃだ。
レンカは石のおもちゃというか模型を見せてくれた。
これもしかして模型というより、食べ物??えっとそういうことじゃなくてなんだこれ?
石の食べ物。
字面だけ見ると特に意味はない。
そうじゃなくて石は本来食べられないよね? たぶん。
固くてまずいはず真似されたら怖いからまずいと書いておく。
て本当に不味いのか? 食べればわかるはず石を。
ゴクリ……私は石を食べるというか舐めてみた。
なんだろうこの不可思議な味は…………
耳魍魎で特に味はしないがなんか石を舐めただけで、意志を得られるような気がしてきた。
でもまだ足りないわ。もぅっともっと石を舐めてみて、どうしようかなと思いつつ、石は舐めるものって気が付いた? 食べるんじゃなくて舐めるんだよ?
レンカちゃんがそう言いました。
意味もなくそういうことを言う子には見えないけど……
どういうことなんだろう? 本当にレンカは可笑しいがしずくも少しおかしくなる。
それでも私はわからないがどれでもこれはヒドい。
夢を諦めるな少年達はこれでも強く成るつもりだ。極めるな凡てをみんなで歌おうよ。
レン火は火が怖いからこんな解きに謂われることも由姫をたすけたいからこそ。
レンカはしずくよりも恐怖に耐性は無い。
運命の刃に打ち震えることもできない。だからこそ自分のケジメは自分で決めたいと思っていた。
だからこそしずくはこの少女を守りたいと願っていた。
●
タケオは銀牙と対決している。
テルネアスは現在休止状態に入っていた。
現在過去へのドライブに行っていることはタケオにも内緒だった。
宣告する時間の忘我を止められない。もう一つの世界へのドライブは長きにわたるようだ。
だが一度だけ戻ってこれた。戦撃への破壊を止めることが出来た。だからこそなのか……リアルな感触が戻ってくる。
タケオのゼノリバースが限界になってしまっている。黒翔の翼は不運よりも見違えるほどの桁違いに最初から離れている。からこそ運命の力に振り回されていると感じる。
全てのみんなに感謝することを忘れない。だからタケオは感謝の一撃を喰らわした。
「黒刃黒掌!!」
ギンガは恐ろしくきりのよいようにタケオを見ていた。だからこそこのような攻撃を不安視しないようで不安に感じるようなこともあった。どっちだよと自分につっこみを入れる。そうだ。俺はシリアスに弱い。でもギャグは嫌いだ。
「四魔四魔無数微」
それは意図を持たない糸で自動的に敵を補足する。敵を縛り、言葉を縛る呪文のような呪いのような縛りを持たす。敵は言葉を発することが出来なくなり魔術的魔法を発動しづらくする。
だがタケオにこの縛りはあまり効果が無いように感じたが意外に不便だ。言葉を発することができなくなるのは。
それでもタケオは拳を握り締めてギンガを殴る。
ギンガは頬で受け止めるが糸でガードする。
黒い羽根を羽ばたかせるがタケオはギンガに苦戦する。
悠然と進み続けるタケオは反撃の一手を打った。
ゼノの力をさらに引き出した。邪零拳を放った。
ギンガは糸を何重にも巻き付けて自身を宙に放り投げたがタケオの一撃が通った。
そのままやれると思ったのかタケオは最後の一撃を加えた。
ギンガは「ハチの巣にしてやる……」と言い放ち糸を鋼鉄の棘にして放ったがテルネアスが止めた。
「私は今まで足手まといだった…………けどこれからは違う……あいつを倒して見せる…………」
「テルネアス! 動けるのか……よし行くぞ!!」
二人の猛攻が始まった。




