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49話 梅田事件終結そして京橋でまた事件

 フードの男が攻撃を放つ。

 レーザー光線のようなものを菜愛に放った。

「菜愛!!」

「大丈夫だよ! ほらっ!」

 見ると完全に防御していた。

 サイキックバリアだというそう言えば菜愛はサイコキネシスのレベル6だったな。

 他にも全部で合わせて8つの能力を持っているから驚きだ。

 鈴子も凄いのだが次元が違う。

「ちっ効かんか!?」

「よし私が行こう」

 もう一人のフード男がこっちに飛んできた。

 そのまま菜愛に突っ込んでくる。

 物凄い加速で迫り殴り飛ばしてきた。

 菜愛はそれを手で受け止める。

「それを待っていた。完全精神支配パーフェクトブレインコントロール!!」

ブオンッ! 菜愛がふらっとして倒れた。

それを抱えて攫ったフードの人物。

まさか菜愛がやられるなんて。

「リンリンリリックベルベール:風の精霊よ敵を捕縛せよ風の牢獄(ウィンドプリズン)!!」

「おっとやらせるか圧縮破壊光線ディバインデストロイビーム!!」

 風の牢獄が光線によりかき消された。

「くそっ! このままでは菜愛さんが」

 この時菜愛のランダムルーレットが自動起動した。

 そしてルーレットが停止する。

 洗脳解除のマスに止まった。

 そして菜愛が敵から逃れた。

「良くも私を攫おうとしましたね……」

「まさか私の完全精神支配が効かないだと!? まあそうだよなこの体だとなあ……」

「行くよ~サイキック~~~!!!」

 そのまま強力なサイコキネシスで相手を追い詰める。

「くそっやはり借り物では駄目か……」

「借り物っ?まさかあなたリバースのボスリバースね」

「リバースのボスがいるのか?」

 俺は菜愛に尋ねる。

 だが返答は違うものだった。

「たぶん体だけ借りている状態だと思うの確かリバースのボスは精神支配を使うから……」

 精神支配つまり相手の精神を乗っ取り奪ってしまうのだ。

 だから別人の人格を通して操ることもできるのだ。

 つまりここにいるリバースのボスリバースは別人。

 捕まえても意味がないのだ。

「俺を忘れて貰っては困るな!」

「雑魚は黙ってて」

 ズガーン! 叩きつけられるフードの男もとい雑魚。

 そのまあ気を失った。

 だが後で見るといなかった。

 なんと逃げ出したようだ。

 そしてフードの別人の男が精神支配を受けていた別人の男だったのが判明した。

 ヒトミちゃんも洗脳を受けていた。

 ヒトミちゃんは菜愛ちゃんの友達だった。


 そして梅田事件は幕を下ろした。


 その三日後にまた事件は起きた。

 京橋の市街地で破壊工作が行われた。

 三人組の奴らによって。


 俺はその時会社だったがなんとアンチサイキックの人に呼び出された。

 すると君を特務隊員として今日から雇うと通達が会社に。

 俺はアンチサイキックの一員になった。

 しずくも志願したらしい。

 レベル6の鈴子も入っている。

 こんどはもう一人のレベル6七星菜愛は忙しいから今回は出られないとか。

 菜愛とはまた話したかったのに。

 そして今俺としずくと鈴子とアンチサイキックのリーダーの人とシオウがいた。

「なんでお前がいるんだよ!?」

「いやだって妹がこんなところで戦うとか聞いたらいてもたってもいられなくてな……」

「お兄ちゃんシスコンだね~」

「別にシスコンなわけないわ心配なだけや」

「シオウさんは心配性なんですね」

「いやそれよりもだななんで……美知までいるんだよ!?」

「ごめん来ちゃった」

「お前は非戦闘員だろ? だから帰れよ無理だから」

「いけるよもともと武術の才能だけはあるからね」

「たぶん大丈夫だよ美知ちゃんはかなり強いよ私とガチバトルしたけど拳法だけなら互角だったもん」

「鈴子と互角? むしろ鈴子が凄いんじゃないのか?」

「それは言えてる」

「自分で言うか」

「さてお前たちにはここから先にある市街地で破壊活動を行っているリバースどもを倒して生け捕りにして欲しいのだ」

「わかってます隊長殿」

「うむでは任務を開始する」

 そして俺達は5人は奴らを探した。

 すると三人組は並んで破壊活動を行っていた。

 鈴子はその鼻先に火炎魔法をぶつける。

 一人倒したようだ。

 そして一人を支給されたアンチサイキック手錠で拘束したら、もう二人を捕まえようとするが……

「この野郎調子に乗るんじゃねえ!! 死の鉄糸(デスチェインロープ)!!」

 鋭利な鋼の鉄糸が迫る。

 鈴子の首にかけられそうになる。

 だが鈴子はそれを手刀で切ってしまう。

「音断剣だよ……こんなのこれで朝飯前だよ」

 音の手刀とは……なんとも凄いやつだ鈴子は。

 そのまま奇跡の実を食べた鈴子。

 そう言えば後で知ったのだが鈴子はどんな能力でも発現することができる種を生み出す能力も持っているのだ。

 奇跡の種(テラスシード)と呼ばれる能力で物凄い能力だ。

 これがレベル6になれた要因でもある。

 今回得た能力は軌道操作相手の攻撃の物体の軌道を操作できる。

 これでどんな攻撃も当たらないとか。

 そのまま二人目を鈴子の眠りの歌で眠らせて捕獲した。

 残りは三人目だ。

「本気を出してヤル……覇王化!!!」

 体がむきむきになり体が巨大化した。

 こんな奴どうやって倒せばいいんだ!?

「私が行く!」

「俺も行くで!」

「俺も!」

 しずくとシオウと美知が跳びだした。

 一斉攻撃を仕掛けた。

 しずくはブラッドアタックを。

 シオウはシオウ激烈砲弾を。

 美知は拳による一撃でなかなかのダメージだ。

 だが巨人男がそのままみんなを蹴散らす。

「ぐわっ!!」

「きゃあ!!」

「ぎにゃあ!!」

「みんな大丈夫か?」

「大丈夫じゃないのたぶん」

 鈴子がそう解釈するがまあそうだよな。

 みんな修羅場を乗り越えただけある。

「じゃあ止めと行きますか リンリンリリックベルベール:防がれた狂乱の宴よ我が歌によりその滅びを迎えろ!! 魔女の歌マジスガールデンジャーソング

 鈴子が歌うするととてつもなく不快な超音波が巨人を揺さぶる。

 そして倒れた巨人が。

 俺達には効かなかったのは調節ができるからなのだろうか?

 そして京橋での一件は解決した。

 まさか鈴子がこんなに強いなんて。

 俺はこれから少し鈴子を見直そう。


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