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俺をエースと呼ばないでくれ  作者: たちまちいさか
18/40

あのときの事を思えばみんなチートですよ

『って、おいコラ!どんな魔法つかっとんのや。おかしいやろ!』

ボスの守備力残量(ヒットゲージ)の減りを見た黒木先輩が怒っている。


『こっちも行ったれ!』

<赤の三連撃>がボスを貫いた。

こららも合わせて三万以上を削る。

残る<ク・ラヴ・バラム>の守備力残量(ヒットゲージ)は三本半。


『か~ここからやと、これで限界か。もっと前に行くで』


ボスが再びファイアボルトを発射して弾幕を張る。

ザコの<ナグ・クロケル>も集まってきた。


「香駒。次は徹甲弾(アーマーピアシング)で行こう」

金田部長がまたメモを取りながら指示を出している。


黒木先輩たちは次の爪攻撃までじりじりとボスまで前進して、また盾を開いて爪ビームを待つつもりだろう。

爪が重なるところなんかに陣を引けば四枚盾(スクトゥム)でも持つはずがない。

さっきは、爪が光学兵器阻害(ビームリフレクター)で切れるか実験もしていたな。

恐らく、爪ビームを耐えられるギリギリを計算しているのだ。


オレはさっきとほぼ同じ場所に戻って、ザコ狩りを続けて爪モードを待った。


ギンン


待っていたボスの意匠(サイン)が発動する。

ところが、機獣(ボス)の武装面はオレに向かって回転した。


-なぜあっちを狙わない?


腕のような部分を交差するように構えビームを出す。

クロスするように爪ビームが振られ、オレに向かって伸びてくる。


オレは機首をボスに向けて、爪の間をくぐる準備をする。

「今度はこっちが後攻か」


<グドラー・ゼパル>の荷電粒子砲(バスターランチャー)がボスに向けて発射される。

それに合わせて黒木先輩の<トトゥカン・アガレス>が飛び出していた。


荷電粒子砲(バスターランチャー)がザコを一掃してこじ開けた通路をボスに向かっている。


「純樹。回復弾(リカバリーブレット)用意。今から突っ込む」

オレは決断し、爪ビームに向かって加速(バースト)をかけて接近する。


二本目の荷電粒子砲(バスターランチャー)が発射された。

<トトゥカン・アガレス>はその中を加速してボスに向かっている。


これで、数十秒は荷電粒子砲(バスターランチャー)の発射はない。

爪ビームのぎりぎりのところをオレはすり抜けた。

いつもより余裕のない距離で爪に入ったので、干渉波に切り刻まれて<クタナ・ハルフィス>の守備力残量(ヒットゲージ)が八割以上持っていかれる。

二枚盾は正面には強いが、爪ビームの干渉波は横からも食らってしまう。


オレが爪に入ったのを見て、純樹の回復弾(リカバリーブレット)が着弾する。

絶妙なタイミングでもう一発の回復弾(リカバリーブレット)

一発目はオレが爪をくぐるのに必要な守備力残量(ヒットゲージ)を供給し、二発目で通過後の機体を全回復する神業だ。


「何それ。スゴーイ!」

千成ちゃんが思わず叫んでいる。


「さすがエース」

オレは加速(バースト)を重ねて、最高速まで持っていく。

距離の関係でオレの方がボスに早く到着できる。


「接触までテンカウント!九…」

オレはなんとか体制を整えて、<ク・ラヴ・バラム>へアプローチする。


「飛騨くん接触は一回だけだ」

金田部長の指示がはいる。


「今!撃て!」

<ク・ラヴ・バラム>をかすめると、アンカーフックで減速し、機体を反転させる。


純樹の超電磁砲(レールガン)が連射で入り、それに合わせてオレも兵装を開いて、ホーミングミサイルと30mmバルカンをボスに叩き込む。

オレの攻撃は大したダメージにはならないだろうが、<防御無効(シールドブレイカー)>の有効カウントが『0』になるまで入れ続けた。


「おっと今度は少し落ちたね。七万ほどだ」

最初の攻撃の二倍強の量。


「どうやら<防御無効(シールドブレイカー)>と相性がいいのは炸裂攻撃だね」

金田部長は何かの試験をしているようだった。


『また、チート攻撃や。こっちもスゴイのかましに来たで!』

<トトゥカン・アガレス>はボスの周りにグレネードを撃つ。

例の光学兵器阻害(ビームリフレクター)だ。


『このボス見た時から、コレやってみたかったんや。行くで!』

ボスの胴体に光学兵器阻害(ビームリフレクター)の玉がくっついているようになった。


そこに<グドラー・ゼパル>の荷電粒子砲(バスターランチャー)二連撃が着弾する。


<ク・ラヴ・バラム>を貫通したビームエフェクトは光学兵器阻害(ビームリフレクター)の鏡の中でとどまり、更にダメージを与えている。

ボスの守備力残量(ヒットゲージ)を四万五千以上削り取った。


<トトゥカン・アガレス>はボスの足元の方に移動していた。

エンジン推力を切り、慣性のみでの移動だ。

胴体部の荷電粒子砲が圧縮炉加速(イオンドライブチェーンバースト)のエフェクトで青白く発光している。

超荷電粒子砲(メガ・バズーカランチャー)の充填体制だ。


スラスターを使って機体を反転させると、迫って来る<ナグ・クロケル>もろともボスを真下から撃った。


縦方向に複数の当り判定があったらしく、単独でも一万持っていける超荷電粒子砲(メガ・バズーカランチャー)で、<ク・ラヴ・バラム>の守備力残量(ヒットゲージ)が六万以上減った。


ゲージを一本分失った<ク・ラヴ・バラム>は、意匠(サイン)を赤色に変えて膨張(パンプアップ)する。


ギンンンンン


ダメージを大きく与えたものを標的とするらしく、<トトゥカン・アガレス>の方へ九十度倒れていく。

動かないと思っていたから、意表をつかれ大迫力だ。


『うお~っ、鬼が睨らんどるわ。コワっ!』


慣性で移動している黒木先輩は超荷電粒子砲(メガ・バズーカランチャー)の放熱シークエンスで身動きが取れなくなっている。


「行きかがりか」

オレは通り過ぎざまに<トトゥカン・アガレス>にアンカーフックをかけると、スウィングバイして、すぐ放り投げた。


『うわーっなんやコレは!』

黒木先輩の機体がマンガのようにクルクル回りながら飛んでいく。


剣の腕がすごい勢いでオレの機体の横をかすめて通り過ぎていく。

間一髪だった。


「ゲージまだ二本あるけど、怒りモードらしいよ」

純樹の言う通り、これはあの剣のような腕を発射してくる最後の攻撃形態だ。

ここまでお付き合いいただき

ありがとうございます。


さて、がんばってます。


大ダメージ攻撃オンパレードです。

バスターランチャーと

メガバスーカランチャー。

ビーム系はまずはふたつ。


次回はいよいよ対戦も決着です。


なにとぞお付き合いくださいませ。

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