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寡黙な図書委員 05

「おっ…大村……っ!!」


「……新山…?委員長でいいのに。」


廊下を走ってきたのは新山だった。ゼエゼエと肩を上下させている。足音の勢いが良かったのもうなづける。新山はずっとゼエゼエ、ハアハアしながら「あの、さ……」と口を開いた。


「原稿、追加分…出てさ……持ってきた………」


ぺらっと一枚、差し出された紙には見慣れた文字。少し崩れた追加、という字がぐるっと囲まれていた。…どうやら図書委員会顧問による委員の呼び出しのようだ。


「ごめんっ…昨日帰りがけにもらってから……忘れて、て……」


今度からは気を付けるからと、ふらふらとしながら新山は教室へと帰っていった。やっぱり律儀な性格しているな、と思いながら私は放送室のドアを開けた。

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