各空賊 説明
【海蛇】
・黄土色に染められた機体。
・〝砂海〟を拠点にしている。
・「奴らは、この辺りの空賊の中でも特に、空軍を目の仇にしている所があります。遭遇した場合、ある程度の腕がない限り、無事に通らせてはもらえません」
・(連係が、いい)
前も思ったが……【海蛇】は個人の腕はともかく、連係での飛行が恐ろしくいい。
執拗な追撃と、走行。
・この空に飛び込んでまだ大して時間は経っていないが、すでに、瑛己の体力はかなり消耗していた。
・【海蛇】にも黄土の機体の一角に蛇の紋様が描かれていた
【南十字】
・「ざっと〝彼〟の事を調べてみましたが……その経歴には、目を見張るばかりです。〝彼〟が初めて空に現れたのは今から5年前。当時権勢を誇っていた空賊集団、【南十字】をたった一人で撃破・壊滅した事に始まります。
【無双】
・「【無双】―――【天賦】の一部隊にして、東の海を統べらんとする組織。
・「【無双】が潜伏しているのは、ここ。B-3ブロック。〝弓月海〟に位置する小さな諸島、中央に位置するこの島です」
【サミダレ】
・かつてこの空に、【サミダレ】と呼ばれる空賊があった。
空賊としては、【天賦】に次ぐ規模を持っていた彼らの名前が、特に知れ渡ったのは3年前の冬。
国鉄・渡来会長襲撃事件。一説には、『黒国』が絡んでいたのではないかと言われるその一件で、【サミダレ】の名はその後壊滅しようとも、空の歴史に残る事となった。
そして現在では、その名前は別の意味を持って使われている。
結束の中に潜む一点の穴―――絶対の中に、あるはずのない不安の兆し。
ゆえに、空に身を置く者はそれを、『鎖乱』と言う。
【蜘網(timou)】
・襲ったと思われるのは、空賊【蜘網(timou)】。
黄と紫の斑模様の機体が特徴的な集団である。