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曽根 正一(sone_syouiti)
・長身の斉藤と肩を並べるほどの体格。だが体格は斉藤に比べて細く、むしろ痩せすぎなくらいだった。
「副長の曽根です。よろしくお願いします」
・白の2番艇。
・『飛天』副隊長・曽根 正一。
痩せすぎと思えるほどの、痩身の男だった。
一路斉藤の1番艇に向かおうとした彼を足止めしたのが、この男であった。
その体躯に、ジンは無意識にこの男を見くびっていたのかもしれないとここに至り初めて思った。
(空戦は持久力)
体力トレーニングも日課の1つだ。
(あれは痩せすぎだ)
そう思った。
だが。
「俺とした事が」
ヤローの裸なんか想像もしたくないが。
あの服の下は、鉄板か。
ジンがどれだけ際どく避け、突き放しにかかろうとしても、執拗についてくるのである。
手練である。
(伊達に『園原』の2番をつけてはいないか)
・「ならば我々もですね」
と、副隊長の曽根がジンに左手を出したが。
ジンはそれを一瞥だけして、咥えていたタバコの先端をその手に押し付けた。
悲鳴が起こったが、彼は知った事じゃないという様子で背中を向け。




