漆黒の告白
美希は、大手電気メーカーの社長の孫であり父は、造船会社の社長である。とても裕福な家族だった。
小学6年生で、勉強がダントツ一番の美希は、みんなから好かれていて日々の生活が楽しかった。
そんな美希には、好きな人がいる!つまり恋愛感情がある。それは、トナリの席の治クンだ。治は、勉強ができ、行動力がある。人だ!
そんな二人の学校生活がノコリ3カゲツの時出来事は起きた。そんな事を美希の河中さんは、あつくあつく語ってくれた。それがコレだ。
美希は、治と付き合いたい これが6年卒業までの自分の中の目標だった・・・
その夢を実現するべく、まず治のすきな人を探る事にした。自分では恥ずかしくて聞けないから、友達の河中さんに、
「お金あげるから、治の好きな人探って!」
そういった。河中さんは、お金がもらえるという事で、早速、治のところへ行った。しかし治は、ナカナカ好きな人を教えてくれない。ねばることねばり3週間が過ぎた・・・。しかし、残念な結果に、治は、好きな人がいないらしい・・・お金持ちの美希の頭は、「告白」という文字でいっぱいだった。
しかし、治のことはあきらめた・・・もう無理だと思ったからである。
そのまま2ヶ月が過ぎ、ノコリガッコウセイカツ1かげつになった時、周りの友達は、話してた。
「6年もおわりだね~~」
「そうだね~」
「あっという間じゃなかった?」
「うんうん」
「あっ!そうだ!6年の目標達成できた?」
周りの友達は、
「できたよ~」
「できた」
「あたりまえじゃん」
そんな会話を12分顔を伏せ 耳だけを動かしながら、聞いていた。
そんなとき自分がだんだん情けなく感じてきた。
12月11日 告白
昼休み、私は治を図書室に呼んだ。そしてこういった。
「すきです。1かげつだけだけど、つきあってください。」
心はすっかり晴れまるで、天国にいってるようだった。3秒たって返事が返ってきた。
「ありがとう。ごめんだけどタイプじゃないんだ、後僕は、君の中を見てしまったから・・・」
冷たい言葉に、しばらく固まってしまった。
「どうして!私の中を見てしまった?」
「うん みたんだ君は、2ヶ月前ぐらい俺の好きな人を探るために、河中をお金をだして。頼んだだろ!」
「うっ!うん」
何があるのかというような、声で返事をした。
「言っておこうか!人をお金で操るなんて最低だぞ!お前の家は金持ちかもしれない。だけどお金は、人を操るためにあるんじゃない!!もっとお金を大切にしろ!」
私は、泣きそうになった。心に針が深く刺さったようだ。
それ以来、私はお金を大切に使うようになり、毎日募金をしている。世界中に幸せと経験を届けたいと思っているからだ
それから、月日が流れ私は、43歳になった時だった。父が亡くなり会社を継ぐことに。
私は、うんと大きな船を作った。豪華客船だ!売れるかどうか一か八かで、作る事にした。しかし、売れる事はナク。赤字だけが増えていった。そして私は、思った。43年前の事を・・・