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第六話 酒は飲んでも飲まれるな....マジで 前編

アンジーの言葉遣いがぶれていますが今回の口調に統一させていただきます

「「「「「かんぱーい」」」」」

場面は変わってここは街の酒場だ。クエストの完了報告を終えた俺たち「黄金の矛」は俺の歓迎会と打ち上げを兼ねて飲み会をしている。何度か彼らと飲んだことはあるがこうして五人で机を囲むというのは初めてだ。

「いやあ、【主人公】くーん、ハジメテではないとはいえなかなかの練度だね〜。やっぱり私たちの相性バツグンかもね〜......ねえ、アッチの相性も確かめてみない?」

そう言いながら俺にへばりついているのはすでに出来あがったメルトだ。普段の知的で妖艶な姿はどこへやら、飲み会で若手の女性社員にセクハラするオヤジそのものだ。

「.....ほどほどにしておけメルト」

「もぉ〜ハンゾーはお堅すぎ〜そんなんだといつまでもモテないゾ、それともなに〜?妬いてんの?【主人公】くんに」

「酔っ払いの相手は疲れる、【主人公】悪いが相手をしてやってくれ」

「あはは、任せてください酔っ払いの相手は慣れてますから。」

そういえば、ザックの奴も絡み酒で大変だった。他の二人も酒には弱くていつも俺が介抱していた。そんなことを思い出していると、酒を飲んでいたせいもあって自然と涙が出てきた。

「【主人公】さん!!!大丈夫ですか?体調悪いんですか?」

「なんでもないよ、ただ昔のことを思い出しちゃって、気にしないで」

アンジーは優しい子だ。ファンクラブができるのもわかる。これで強い上に、まだ16歳で才能の塊だ。....おっぱいも大k、なんでもないヨ。

「私たちはいつだって【主人公】さんの味方ですからね、仲間なんですからっ!!ねっ?みんな!」

「マジでアンジーちゃんええ子や〜。だいすき〜」

「【主人公】さん!?」

「あらあら〜」

「酔っ払いがここにも.....」

酔いと感動のせいでアンジーに抱きついてしまった。決してわざとではない、決してね。そんな俺たちの様子を見ながら微笑んでいるゴルドに酔いが回ってひっくり返ったのを合図に俺の歓迎会はお開きになった。



まだまだ日常回を重ねるぜ、俺は

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