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第三十七話 女神降臨

視点が【主人公】→メルト→【主人公】といった感じになっています。

まずい、調子に乗って色々喋りすぎた。はじめのうちこそ俺が異世界からきたということを悟られぬように気をつけて会話していたが、最近はどうにも気が緩んでいたらしい。俺を受け入れてくれた彼らに不誠実な対応はしたくないが、本当のことを話したとて信じてもらえるとは限らない。もう少し、関係を強固なものにしてからと思っていたが.....。できれば、嘘はつきたくない。どうしたものか。

「何か答えられない理由でもあるのかしら?」

心なしかメルトの語気が強いようにも感じるが、なんとか有耶無耶にしたいところだ。俺のIQ530000の脳内CPUはこういう時に限って役に立たない、先の戦いでは大活躍だったというのに。なんかないか、なんかないか、なんかないか......。昔のドラえもんみたいになっているが割とマジで焦っている。と、とりあえずここは強引n

「【主人公】さーん!メルトさーん!おはようございます!!」



【主人公】くんの秘密を暴こうと彼を尋問していたわけだが、邪魔が入ってしまった。アンジーが来てしまった。

「【主人公】さんとメルトさん、そんなに近づいて何をされてるんですか?」

【主人公】くんは私にハシの使い方を教えるために私の隣に座っている。彼女の目にはほんの少し嫉妬の炎が見える。彼女は少々独占欲が強い云々を置いておいても、恋人が朝から同僚と密着していたら嫉妬の一つもするだろう。ここは退散するのが吉か...。残念だ。ただ、諦めるわけではない。いずれ彼の秘密を明らかにしてみせる。




おおおおお!!アンジーナイスタイミング!!女神!!アンジーマジ女神!!このまま、なんとか有耶無耶にしt....

「いやね、アンジーちゃん。このハシの使い方を教えてもらってたのよ。別にあなたの恋人を取ったりしないわよ」

お?意外にすんなり引き下がったな....。というか、アンジーと恋人なんて恐れ多い。あれは、お互いかなり酔っていたうえでの結果だし、勝手に恋人なんて名乗ってしまってはアンジーに迷惑がかかってしまう。

「こ、恋人なんかじゃないですから!!!アンジーも困ってますから!!!なあ?アンz...」


「は?」


「え?」

なんかめっちゃアンジーがキレてる。メルトもお手上げみたいな顔してるし、どうしよう...なんて考えていると頬に鋭い痛みが走る。

バチンッ!!

「最低ですっ....!!」

そう言い残すとアンジーは走り去ってしまった。

メルトは【主人公】への不信感というよりも単純な好奇心で彼の出自を明らかにしようとしているって感じです。


先ほど、「クエスト」と「依頼」が混在していることに気づきました。私としましては両方とも同じようなニュアンスで使用しております。気になる方がいらっしゃるようであれば「依頼」で統一させていただきます。気になるよという方いらっしゃれば、リアクションやコメント、誤字報告などで知らせていただけると幸いです。

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