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第三百三十九話 好好大家

俺たちはリイの話に耳を傾けながら、宿の食堂で朝食をとっている。

「....と言った具合で、『ドア男』という殺人鬼がいるそうです」


「へえ....ドア男ねえ....悪趣味というかナンセンスというか」


「ジャック・ザ・リッパーみたいな感じですかね」

俺は日本にいた頃創作で見たロンドンの連続殺人鬼を思い浮かべる。


「ああ、娼婦ばっか狙ってるっつう話だしな....」


「.....女々しい男だ。か弱き娼婦しか狙わぬというのは.....白昼堂々、私のような男に斬り合いを所望すれば良いものを」

腕を組みながら義輝さんはそんなことを言う。


「アホか、そういうシリアルキラーみてえな連中は戦いを求めるんじゃねえ....弱者を蹂躙してえだけさ」


「......私は阿呆ではないが、なるほど....性根まで腐りきっていると言うわけか」


「ああ、そういうこった」


そんなこんなで今日も各自自由行動ということで話が決まる。

といってもリイは部屋でブルーバード家へ手紙を書くそうだが....ちなみにバルジャン家でも良かったのだが、本宅の場所が帝都ということしか分からず、断念した。それに帝都はアルトーレよりもさらに北にあるため時間もかかってしまう。


まあ、そんなこんなで先に退出したホワイトさんと義輝さんに続いて外へ出ようとしたとき、リイに呼び止められ、招待状を手渡される。


「【主人公】さん、こちらを」


「これは.....ああ、そういうことですか。ありがとうございます」


「いえ...くれぐれもお気をつけて」


「ええ」


そういうことで俺は招待状へ記された住所へと向かう。


.....念のため、お風呂に入ってからにしよう。

好好大家:(中国語で)ご機嫌いかが?


ブクマ感謝!!

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