表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

27/371

第二十四話 旅行は帰り道が一番長く感じるよね

アーマードワイバーンを倒し、近くの洞窟で一晩明かしてから、俺たちは無言で帰路についていた。なにも喧嘩したというわけじゃない。みんなヘトヘトに疲れ果ててしまい、1秒でも早く街に帰るために早足で進んでいる。そんな沈黙を破ったのはゴルドだ。

「.....ところで【主人公】くん、昨日のアーマードワイバーンとの戦いで使っていた魔術はなんだい?」


「確かに....あんな魔術、私だって見たことないわ」


「実は....」

俺はみんなに突き落とされてからの経緯を説明した。


「すごいです!!【主人公】さん!!!」

アンジーは誰よりもテンションが上がって、俺に抱きついてきた。

「アンジー....離れて...歩き辛いよ」


「えー!!恥ずかしがらなくてもいいんですよ!!私たちの仲じゃないですか!!」


「あらあら、もしかして...二人ともイイ仲になちゃったカンジ?意外とスミにおけないのね【主人公】くんも。」


「やめてくださいよ..メルトさん。」


「...え?【主人公】さん、嫌なんですか?」


「いや、アンジー、ちょっと待ってくれ。嫌とかじゃないんだ。」


「メルト、アンジー、それくらいにしておきなよ。【主人公】くんが困ってるよ。」


「...さて、話を戻そう【主人公】くん、君の能力は強力だ。これからは支援術師としてではなく前衛として戦ってもらいたい。そして、当面の間は君のこの力のことは僕たちだけの秘密だ。変な連中に目をつけられかねないからね」


「わかりました。今後はもっとみんなの役に立てるように頑張ります!!」


そんなこんなで俺たちは街に帰ってきた。たった二日の出来事だったが無限にも感じるほど長い冒険だった。

たった二日間の話を書くのに3ヶ月もかかってしまいました、読んでくださったみなさんありがとうございます。

次のエピローグで区切りにして、新章突入です!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ