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第二百三十一話 空の王者 Ⅰ

翼獣の群れは俺を捕食しようと、襲いかかってくる。

俺はそれを反射して、いなしながらなんとか、ここから逃げ出そうと活路を探す。

しかし、その膨大な数の獣はそれを許さない。


特にあの群れのボス.....翼獣の王だから「翼王」とでも呼ぶか、は高い位置から俺を見下しながら群れの他の個体に俺を攻撃させる。......あいつ、気づいているのか、はたまた知っているのか.....俺へと消耗戦を仕掛けてきている。俺の魔力はその物量作戦によってゴリゴリと削れていく。

俺は反射的に空を見上げる..........そこには赤い月が妖しく輝いていた。

「まじ、か」

俺は続々と攻撃を仕掛けてくる翼獣の攻撃を反射しながら機を伺う。


魔力もすでにつきかけていた。


「........お前が攻撃しないってんなら、攻撃せざるを得なくしてやんよ」

俺は、これで何度目かわからない翼獣の突進の一つに目をつけると。それを横っ飛びで回避しながら、そいつのくびへとワイヤーを引っ掛ける。そうして、俺は翼獣の背に飛び乗る。

翼獣は俺を振り落とそうと暴れるが、俺はそれを踏ん張りながら耐える。

昔、イオンの屋上で乗ったロデオマシーンを思い出しながら、上着を脱いで翼獣の眼を塞ぐ。

そうして、俺はワイヤーを手綱のように操って翼獣の動く方向を制御しようと試みる。

「いい子だから、あんたのボスの方に突っ込んでくれよ!!」

しばらく空中で暴れ回ったのち、俺の狙い通り、翼王へと突っ込んでいく。.......ルーナの御者、手伝っておいてよかった。


俺はそのまま、翼王へと突撃する。

「さあ、反撃してみろよ!しなきゃ大怪我するぞ!」



しかし、翼王は予想外の行動に出る。避けも、反撃もせず。ただ、口を大きく開け、何かを俺が乗る翼獣へむけて放つ。


それが命中した翼獣は粉々になって墜落した。




私はこの夏二度目の熱中症になりました。

みなさんもどうかお気をつけてください。

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