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第百六十三話 害虫駆除

扉を足で蹴破って中へ突入する。「臆病者の石」は反応しない。ボスはここにはいないということか。

普段の俺であれば、任侠モノのカチコミみたいでかっこいいだとか、色々思ったのだろうが、今はそんなことを考えられない。

倉庫の中は蜂の巣をつついたような大騒ぎになる。

構成員どもは各々武器を構えて俺たちを睨みつける。そんななか、先ほどクソみたいな武勇伝を語っていた男が俺へと話しかけてくる。

「なんだ、このガキ..... 入団志望か?」


「アホか、害虫駆除をしにきたんだよ」


「んだとお!!!」

俺の一言に激昂した男は斧を振りかぶって俺へと攻撃する、そして、それがそのままはね返って死ぬ。そう、死んだのだ。二度目ともなると、もう大して何も思わない。そうして、徐々に「獣」へと近づいていく自分への嫌悪と殺意をおさえながら、俺たちは構成員どもを殲滅していく。ものの十分もしないうちに半数が戦闘不能になる。

だが、依然として、ボスの姿は見えない。俺は近くの生き残りの腹を蹴り飛ばしながら尋ねる。

「.....あんたらのボスはどこだ」


「ケっ!!!誰が言うかよ!!!」

そいつは威勢良く俺へと啖呵をきる。

俺がそいつの胸ぐらを掴み、再度東欧と口を開こうとした瞬間、そうこの中に扉を蹴破ったような大きな音が響く。

その直後、倉庫の裏口から、派手格好をした男が三十人ほどの部下を連れて現れた。


俺の首からさがった「臆病者の石」がほのかに光る。



「ヘエエエエエイ!!!!ベイビー!!!!俺を探してるのかい?」



蠍は虫じゃないんすけど....まあ、言葉のあやってことで、ここはひとつ勘弁してください


ポイント増えてる!!感謝!!!!

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