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第百三十八話 ベタ
城門をくぐり、城内へ侵入した二人。
しかし、巨大な城の内部は広場のような空間とその奥に見える小部屋らしき部屋のみである。
外見と一切一致しないその様子にもはや二人は驚かない。
「.....やはりと言うべきか、なんと言うべきか」
「.......見掛け倒しであったか」
そんな二人へ近づく影がある。その影の主は軽快に語り出す。
「やあ!!!よく来たね!!!僕はマーリン!!アーサーに仕える魔術師さ!!ベタなセリフで申し訳ないのだが」
その瞬間、空気が一変する。
「王に謁見したくば、まずは僕を倒してもらおうか」
そう言うや否や、炎、突風、冷気、電撃...無数の魔術が二人を襲う。
しかし、それをホワイトは相性の良い魔術をぶつけて相殺する。
「んじゃ、俺もベタなセリフを言わせてもらうぜ」
「こいつは俺一人で十分だ」
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