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第百十六話 隠れ鬼

俺たちは周囲を警戒しながらも、現状を整理する。まずは、馬車の方へと目を向ける。綺麗に真っ二つだ。これほどの神業.....。.....ん?、なんか断面が湿ってるぞ。霧のせいか?

「.....気づけませんでした」


「リイさん...今は、やつを殺すことに集中しましょう」


「失礼しました。.....あの男が目の前に現れるまで私の耳も鼻もなんの異常も察知しなかった。それが、彼の能力なのでしょうか。それに、この霧.......」


「....リイさん、さっき、一瞬ですが、三百年後の女郎蜘蛛迷宮で見た、真っ赤な月が見えました」


「......悪魔は、我々が思っているよりも私たちの存在が邪魔であるのかもしれません」


「ならば、...まずは、下山をすべきです。二人の安全を確保をしてから再度、あの鬼を殺しましょう」


「ええ、それが最も合理的でしょう。...ただ、この霧では耳も鼻も思うように使えません、遭難の危険もあります」


「....まさに、五里霧中ってやつですね」


「であれば、あの武者は張楷といったところでしょうね」


「「...........ははは」」

考えてみれば、あの武者の斬撃は奇襲であったにも関わらず、リイや俺が反応できた。それは速度がその程度だからだ。得体の知れない相手ではあるものの神相手に戦っているわけじゃないんだ。俺たちは負けない。大丈夫だ。

私が使うMacの変換がなんかおかしいので、マジで誤字修正ありがたいです!!

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