6話 よき友
季節は夏に入った
初夏の太陽が町を照らす中俺は江野の家に向かった
斉藤「ここか…?」
そこは美容室だった
俺「一階が美容室なのかな?」
ワスティタースという美容室だった
俺は二階の扉を見てみると隣の表札に「江野」と書いてあった
インターホンを押したら
母親らしき人が出できた
母親「あら勇のお友達?」
斉藤「はい」
母親「あの子お友達できたのねよかったわ」
母親は家に上げてくれた
斉藤「お邪魔しまーす」
その瞬間ドタドタと三階から足音が聞こえてきた
江野「おお斉藤いらっしゃい」
江野「斉藤!俺の部屋に来いよ!」
俺は江野の釣られるがまま部屋に向かった
母親が俺の大好きなアップルパイとコーラを持ってきてくれた
母親の手作りらしくとてもうまかった
江野「おい斉藤そういえば最近発売されたモンスターバトラーズ買った?」
俺「マンションとダンチだっけ?」
江野「そうそう俺はダンチ買ったけど斉藤は買った?」
俺はたまたまマンションの方を買っていた
俺「マンション買ったぜ」
俺は友人とモンバトが出来ることが何より嬉しかった、引きこもりの時にやったモンバトより何億倍も楽しかった
江野「俺はアルチュウ選んだんだけど何選んだの?」
俺「ヤニカスだよ」
榎本「え!斉藤ならアルチュウかと思ったぜww」
このくだらない会話だけでも楽しかった
対戦と交換も沢山した
江野がパソコンを持ってきてニコニコ動画を見せてきた
江野「この実況者めちゃくちゃモンバトに詳しくて面白いんだぜ!」
ワタケンシという実況者だった
俺は良い友達を持ててよかった
江野「この実況者中学生らしいぜすごいよなww俺たちと同じ年かもしれないなww」
俺は何故か泣いていた
江野「どうしたんだ?具合悪いか?…あれっもしかしてワタケンシ嫌いだった?俺が気にくわないことした?」
俺は生い立ちを話した
江野は優しく話を聞いてくれた
俺は良い友達を持てたという事を江野に伝えた
江野はこう言った「いくら過去が辛くても悲しくても憎くてももう過去には戻れないその過去がちっぽけに感じるほど俺たちとこれから楽しい思い出をつくって行こうな」
俺は更に泣いてしまった
江野「ほら一緒にワタケンシ見ながらモンバトしようぜw」
俺と江野はワタケンシを見ながらモンバトをした
俺「この能力とかずるだろww」
江野「パチカスに予知能力とかやべぇなww」
俺「神速ニートつっよ」
江野「斉藤に最強個体の予知パチカスやるよww」
斉藤「ありがとw」
今日が人生で一番楽しかった
気づいたら時間は6時を回っていた
俺は本来の目的を思い出した
俺「そういえば今日俺を呼び出した本来の理由って…」
江野「あっ忘れてた」
俺「俺も今思い出したわw」
江野「緊張するが話すか」
部屋の空気は一気に変わった
部屋にはワタケンシの声だけが響いていた




