14話 仇
俺たちは冬休みを思う存分満喫した
皆で鍋をしたり
映画を観に行ったり
ゲームセンターでコインゲームをしたりした
そして今日は3学期の初日だ
俺は肌寒い中学校に登校した
教室の前に未来と武尊と誰かが話している
未来「お前いい加減にしろよ」
斉藤「どうした」
ソルト「おおお前か」
未来「ふざけんなよ!」
未来がソルトに殴りかかった
ソルトは未来の拳を掴み下に押し付けた
ソルト「まあ殺すわ」
未来「おいまて!」
ソルトは自分の教室に走っていった
未来「ああああああああああああああああああああああああ」
斉藤「未来大丈夫か?」
未来「どうすれば」
斉藤「未来どうしたの?」
武尊「それがな…」
武尊「未来の弟がソルト兄弟にいじめられているらしいんだよ」
斉藤「未来とソルトって兄弟いたのかよ!?」
武尊「未来は今人という小学5年生の弟がいるんだ」
斉藤「そうなのか…ソルト兄弟は?」
武尊「ソルト兄弟は三兄弟で長男のペッパー(高1)次男のソルト(中1)三男のシュガー(小5)だ」
斉藤「なんでいじめられているんだよ」
武尊「元々はシュガーがからかって今人がボコボコにしていたんだがシュガーが兄貴たちを呼び出して、兄貴たちが仕返しとしてサンドバッグにしているという訳だ」
俺は言葉を失った
未来「今人…」
斉藤「そうだ」
未来「どうした?」
斉藤「人を沢山集めて今人の仇を打とう」
未来「でも…」
俺はタクマさんの言葉を思い出した
斉藤「何事も行動を起こすことが大事なんだ」
未来「そうだなやってみるしかねえよな!」
未来の顔に笑顔が戻った
俺は早速仲間を集め始めた
グループの皆は勿論OKしてくれた
羽世田「俺たちも戦うが…相手には高1もいるんだぞ」
江野「そうだな…」
叙「イイカンガエガアルヨ!キョウイエニキテ」
キットカット「いい考えってなんだ?」
今日俺たちは叙の家に向かうことにした
「ガチャ」
叙「トモダチツレテキマシター」
叙の母親「いらっしゃい」
完全に日本人の声だった
未来「日本人じゃね?」
叙「オカアサンハニホンジン」
海露素「お前ハーフなのかよww」
叙がハーフなのが初めて発覚した
叙「タタカウアイテガツヨスギルノデスケットフタリヨンダ!」
「ガチャ」
部屋に60ぐらいのおじちゃんが2人入っていた
叙「ジコショウカイシテ」
「叙の母方の祖父で剣道の達人の晴助です」
「ジョンノチチガタノソフデカンフーノタツジンノ原デス」
叙「コノフタリガサンセンシマス」
羽世田「まじかちょっと達人技見せてくださいよww」
2人とも圧倒的な達人技を見せてくれた
香乃「これは頼もしいですね!」
晴助「そう言ってもらえると嬉しいです」
俺たちは二人を加え作戦を立てた
最終的に今人がリンチをされているところに突入することにした
おそらくソルトのグループの奴もいるのでとてつもなく危険だった
~後日~
俺たちは今人がリンチされている現場へ向かった
そこは廃工場みたいな場所だった
全員が背中を向けた瞬間突入することにした
全員が背中を向けた
俺たちは一斉に飛びかかった