13話 聖夜
体育祭から2ヶ月がたったが特に何もなく安全だった
音楽祭はあったが俺は歌が嫌いすぎて休んだ
今日は2学期最終日だ
そしてクリスマスでもある
俺は今までクリスマスは母さんとしか過ごしたことしかなかったが今年は友達ができた
いつものメンバーでクリスマスパーティーをすることになった
羽世田「誰の家ですんの?」
未来「どうしようか」
斉藤「俺の家でいいよ」
武尊「おっまじ?」
キットカット「じゃあ今日の夜斉藤の家で」
母さんは前から俺の友達に会いたがっていたのだ
俺は今日がチャンスだと思った
母さんは前から「家でクリスマスパーティーしなよ」と言っていた
~夜~
「ピンポーン」
インターホンが家に響き渡った
「ガチャ」
斉藤「いらっしゃい」
香乃「お邪魔します~」
俺「あれ?香乃だけ?」
香乃「皆まだきてないのかよ」
~30分後~
俺「綿川以外全員きたな」
叙「ウドンオソイナ」
母さん「あれ?電話してみる?」
根問「その方がいいですね」
プルルルル
綿川「はいもしもし~」
母さん「もしもし綿川君?」
綿川「あっ」
プープー
~10分後~
「ピンポーン」
俺「遅くね?」
綿川「すまん」
海露素「何してたの?」
綿川「金玉でホームレス厳選してた」
江野「さすがモンバト廃人」
綿川「夢中になってたごめん」
母さん「いいのよ座って座って」
パーティーが始まった
皆とても楽しそうだ
武尊「明日から冬休みか~」
香乃「なにするwなにするw」
綿川「皆でモンバト大会」
羽世田「お前モンバトのことしか考えねえなw」
母さん「ジュンって学校ではどうなの?」
未来「授業中寝てますよw」
斉藤「おい!」
母さん「おい」
斉藤「あ」
こんなクリスマスパーティーは初めてだった
叙「ケーキオイシイ!オカアサンテヅクリ?」
母さん「そんなに喜んでもらえると嬉しいわw」
香乃「レシピ気になります」
こんなに楽しそうにしている母さんを見るのも久しぶりだった
クリスマスパーティーを家でやってよかった
気づけば10時を回っていた
海露素「そろそろ帰んなきゃ」
江野「そうだな」
羽世田「じゃあ帰るわ」
香乃「今日はありがとうございます」
母さん「こちらこそありがとね」
母さん「これからもジュンと仲良くしてね」
江野「もっちろーん」
武尊「じゃあな!」
未来「冬休みも一杯遊ぼうな」
ガチャ
俺はアパートの4階から見えなくなるまで手を振って見送った
いつも大きかった未来の背中もとてもちっぽけに見えた