11話 成長
伊予は大きくよろめいた
蹴りを入れた人物は綿川だった
その瞬間根問が伊予に飛びかかった
ただし伊予のグループの奴らが一気に教室に突入してきた
教室内は一気にカオスになった
俺は何をすれば良いのか分からなくなってとりあえず暴れまくった
未来は伊予とやりあっていた
俺は運悪く伊予グループの副リーダーの「流渼汰」という奴に目をつけられた
流渼汰はかなりの実力の持ち主だが俺は怖れなかった
一年前までの俺はもういなかった
俺は全力で突撃した
流渼汰は俺の頭を掴み俺の首を締めた
仲間達と俺は特訓した
流渼汰の腰を力一杯叩いた
流渼汰は痛がって怯んだ、その隙に俺は抜け出し
そして俺は流渼汰の顔面を思いっきり殴った
流渼汰は後ろに倒れそのまま立ち上がらなかった
俺は勝ちを確信した、強者に勝ったのだ
努力が実を結んだ
俺はとてつもなく嬉しかった
俺が戦っている間に伊予以外は皆倒していた
俺は未来の戦いを見ていた
やはり俺の憧れの存在だった
いつも強者側に立ちいつも他の強者を倒す
それが俺にとって最高にかっこよかった
そう考えていた瞬間衝撃的な出来事が起こった
未来が倒れたのだ
伊予「こんなもんかよw」
俺は未来を馬鹿にされることが許せなかった
伊予「そこの2人かかってこいよww」
俺と綿川が指を指された
綿川はその言葉を聞いた瞬間伊予に殴りかかった
綿川は拳を捕まれ投げ飛ばされた
綿川はすぐに立ち上がった
綿川「俺にどんな因縁があろうと俺もお前に因縁がある倒すまで何度も立ち上がる」
綿川はそんなに喧嘩が強くなかった
でも俺はその言葉に感化され二人で立ち向かった
何度も投げ飛ばされたが、何度も立ち向かった
決して諦めなかった
両者顔面が血だらけだった
俺たちは疲れていたが伊予も疲れていた
俺たち二人は最後の力を振り絞り、疲れきった伊予を掴んで投げ飛ばし勝利した
俺たちはボロボロだったが二人とも笑っていた
グループの皆は俺たちの掴みとった勝利に感動していた
校庭にはガーベラの花が生い茂っていた