10話 転校生
あっという間に夏休みが終わった
俺たちはまだ夏休みムードの中学校に登校した
江野と香乃は二人で来ていた
友人の恋の架け橋になれてよかった
俺は人に必要にされていてよかった
俺は二学期に胸を膨らませていた
特に体育祭が楽しみだった
俺は運動音痴だが友人達の活躍を見たかった
俺が教室に入った時ふと黒板の文字が目に入った
「転校生が来ます」
俺は期待していた
グループの皆と転校生について考察した
未来「可愛い女の子だよなww」
武尊「強い奴がきて仲良くなりたいな」
チャイムが鳴り転校生に胸を膨らませていた
教師「転校生が来ます」
クラス「うぉぉぉぉぉぉぉ」
一斉に沸き上がった
ガラガラ
入って来たのはよくわからない少年だった
「綿川です」
その男は綿川というらしい
どっかで聞いた事がある声だった
運が悪いのか良いのか分からないが俺の席の隣が偶然空いていた
綿川は無言で座ってきた
斉藤「斉藤ジュンです…よろしく」
綿川「綿川宇曇ですよろしく」
明らかにヤバそうな奴だったが俺はなるべく接する事にした
斉藤「宇曇君は何してるの?」
綿川「モンバト」
俺はその一言で全て悟った
こいつは「ワタケンシ」だ
斉藤「君もしかして…ワタケンシ?」
綿川「ばれちゃたかw」
俺はこいつだけとは仲良くなれると確信した
こいつは天才的なモンバト廃人だった
俺はある日グループに綿川をつれていったら
皆は綿川を仲間に入れてくれた
綿川は皆にモンバトの知識を教えたりしてくれて皆は喜んでいた
綿川はいつも嬉しそうだった
俺はまた1人の人間を笑顔にできた
しばらくして事件が起きた
綿川が伊予のグループに連れ去られたのだ
伊予は綿川に因縁があるらしい
俺たちは綿川を助けるべく作戦会議をしていた
その時いきなり伊予が突入してきた
「お前らこいつら全員締め上げろ!」
俺たちは戦闘態勢に入った
ただし絶体絶命だった
その時後ろから伊予に強烈な蹴りが入った