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神城組の狂人たち  作者: 白猫
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粛清1

ある日、親っさん呼び出された。

部屋に入るともう1人いた。真中の兄貴である。

真中の兄貴は【首切りの真中】と呼ばれている。出会った敵は全員首が無く死んでいる。さらにその首を飾っているらしい。俺はまだ真中の兄貴と組んだことが無かった為、初めてのタッグとなる。


「よくきた駿河…真中、折り合って頼みがあるんだが聞いてくれるか?」

「親っさんの頼みです。拒否するのはあり得ません。」

「わたしも同感です。」

「そうか。話を戻すが、須坂町シマに薬をばら撒いている集団がいるそうなんだが粛清してくれるか?」

「わかりました。そいつらを刎ねれば良いんですね?」

「ばら撒く奴らは死んで当然です。任せてください。」


親っさんこ話を聞いて直ちに見回りに向かう。情報が少ないとなると情報屋に聞くしかない。

路地裏に行くと紫の髪の高身長の男性がいた。【情報屋・ともえ】という。

裏社会では知らない情報はないという物知りだ。金を払えばなんでも話すというお得意様だ。


「駿河の旦那…例の話は半グレ【蜥蜴の尻尾】という集団だ。あいつらはあらゆる場所に薬を売っている輩だ。さらに女を攫っては犯すという外道だ。そのトップに浅瀬というやつがいる。」


ー半グレー

堅気かたぎとヤクザの中間にいる奴らだ。その中には暴走族OBや名を挙げた不良が多い。

一般的な暴力団の組織はピラミッド型となっている。

くみちょうを筆頭とし、子分たちが服従する形となっている。


二刀流の浅瀬…少年時代に二刀のナイフを用いて数多の人を殺し刑務所むしょに行った男。近頃出所し、仲間を集めて勢力を拡大している。


「なんだと。で?事務所ヤサは?」

「なんとこの街の廃工場に拠点にしてるらしいよ。」

「感謝する。」


その情報を聞いた俺はさっそく真中の兄貴と外道がいる廃工場にたどり着いた。

そして俺たちは小さい扉を蹴り飛ばして中に入る。


「おら!てめぇらの命の潮時だ!薬をばら撒く奴らは執行対象だ。」

「さぁ貴様らの首…俺に捧げろ。」


俺は銃を片手に、真中の兄貴は連結鎌を組み立てて現れた。


「何者だ!」

「どこのもんだ!」


俺たちを知らないものがいる中で、知らない奴らが俺たちに襲いかかってきた。


「殺せるものなら殺してみ!?」

「おそいよ。」


その瞬間、その首が飛んだ。真中の兄貴が背後から姿を表して、鎌を神速で振るい首を刈り取った。

それを見た奴らは血の気が引いてたじろいた。


「俺たちのシマでの所業…見逃せるわけがない。刈り取って神に捧げよう。」

「た、助け…」

「無用!」

「ぐびゃあ!」

「初めて見た。真中の兄貴の技。」


俺は真中の兄貴を見ながら、他の奴らを撃っていく。さらに懐に入り、漫画のような技を繰り出していく。


「君らの眼奪うね。」

「あがぁ!」「ぶあ」


まずは目を潰して、首を折る。迫り来る弾丸は死体を盾にして防ぐ。

あらかた終わると二刀流の浅瀬が出てきた。しかし出てきた瞬間、浅瀬の首は胴体からさよならしていた。


「粛清完了ですね。」

「首を持ち帰る。死体は任せたぞ。」

「はい。」


真中の兄貴は殺した敵の首を抱えて現場を後にした。俺は処理するため携帯を手に取った。


「水岡…処理するぞ。」


処理班の水岡を呼んで中の形跡を無かったことにした。

こうして薬をばら撒いた半グレを壊滅させた。

近年の半グレの増加には困っている。俺たちが頑張らなければシマを奪われてしまう。奪われてしまったらそこに住んでいる人たちに危険を及ぼしてしまう。粛清するこが俺の仕事だ。


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