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これから、彼と  作者: 栄吉
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3話①

僕が(しょう)の家で良い潰れて、そのまま泊った日から一週間以上が過ぎた


その間理事長は僕の家に一度も来ていない


あんなに毎日のように通って来ていたのに


ホッとしたような、なんだかんだ寂しいような


そんなことを考えながら、廊下を歩いていると


天野(あまの)先生!」


と、呼ばれた


声をした方を向くと、先ほど授業を終えたばかりのクラスの生徒、新田虎之丞(しんでんとらのじょう)君が立っていた


新田(しんでん)君、どうしたの?」


「あっ、今日の授業でやったここの問題なんですけど……」


「ああ、これ?」


「はい」


勉強熱心な生徒だ。毎回授業が終わる度に必ず質問しに来る


勉強ができないわけではない。むしろ、成績優秀だ。確か、入試の成績はトップだった


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「人気者だな、天野(あまの)先生」


職員室に戻ると、(しょう)が話し掛けて来た


「なんの冗談だよ」


「冗談なんかじゃないさ、さっき、生徒に話し掛けられてただろ?」


「見てたのか」


「ああ」


「勉強熱心なんだよ、授業が終わる度に質問しに来る。成績優秀なのにな、まあ、勉強熱心だから、成績優秀なんだろうけど……あっ、そう言えばさ、(しょう)も高校生の時テストの順位いつも上位のほうだったのに、僕たちに勉強教えて欲しいって言って来たことあったよね、なんか、懐かしいな……」












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