35/41
12話③
璃音と瑠華様と私がカフェで一緒に待っていると、天野先生が来た
「神宮寺君、これは、どういうこと?」
天野先生の声は至って冷静だ
「天野先生、ゴメン、騙すようなことして」
璃音が神妙な面持ちで言う
「俺は、コイツのために動くのはイヤだったけど、オヤジの頼みは断われなかった。オヤジの頼みごとは絶対に断わるなっていう、お祖母さまの言い付けがあるから…ホント、ゴメンなさい」
お祖母さまの言い付けか。やはり、璃音にとってお祖母さまは絶対的存在なのだな
「璃音は、私の息子なのです。事情があり、如月ではなく、神宮寺を名乗らせてますが」
私は言う
「天野先生、いえ、陽向様、瑠華様と二人でお話し合いをして下さい、私達は席を外しますから」
今日こそは、二人で話し合いをして貰って、行き違いや、誤解を解いて貰わなければならない。誤解を解いて、瑠華様と陽向様には、前に進んで貰わなければ、そうしなければ、私も、前に進めない




