表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これから、彼と  作者: 栄吉
3/41

1話③

私の名前は如月玲音(きさらぎれおん)


伊集院グループの次期社長伊集院瑠華(いじゅういんるか)様の秘書だ


そして、最近の日課は天野陽向(あまのひなた)と言う男の家に瑠華(るか)様を迎えに行くことだ


ピンポーン


玄関のチャイムを押す



瑠華(るか)様をお迎えにまいりました」


「今日は来るの早かったな、玲音(れおん)


「スケジュールが、詰まってますから」


「まだ、陽向(ひなた)のご飯食べてない」


「理事長、お仕事が入っているなら帰ったほうが良いんじゃないですか」


「帰るよ。帰るけれど陽向(ひなた)のご飯食べてからだ、玲音、少し待って」



「仕方ないですね、じゃあ、僕は車で待ってますから、食べたらすぐ来てくださいね」



「うん、わかった」



全く瑠華(るか)様にも困ったものだ


相変わらずマイペース過ぎる


このマイペースさは幼い頃から変わらない


しかし、一体誰が想像できるだろう


ビジネスにおいては、どんな時でも冷静沈着に判断を下す瑠華(るか)様が、初恋の相手を一途に想い続けて、その恋の実らせ方を未だにわからずにいるなんて……



実際の瑠華(るか)様は世間が抱いているイメージとはあまりにも掛け離れ過ぎている


本当の瑠華(るか)様を知っているのはこの私だけだ


























評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ